太宰治とミステリー (AIに訊く)
太宰治とミステリー (AIに訊く)
私:
読者としての太宰治について訊きたいのですが。
彼はミステリー、探偵小説などには興味持たなかったかもしれませんが、仮に太宰治が生きていた時代に彼が読む可能性があった日本の探偵小説というとどんなものがありますでしょうか?
ChatGPT:
おお、いい視点ですね……!
つまり「太宰治が読者だったとしたら、当時彼が目にしたかもしれない日本の探偵小説」ってことですね。たしかに、太宰自身は探偵小説を書いていませんし、どこかで熱烈に愛読していたという話も聞かないですが、同時代の作家として目に触れる機会はあったはずです。
では、太宰が生きていた1930年代-40年代に読めた/読んだ可能性がある探偵小説を、代表的な作家・作品とともに紹介してみますね。
太宰治が生きていた時代に活動していた日本の探偵作家たち
1.江戸川乱歩(1894-1965)
日本探偵小説の父。1923年に「二銭銅貨」でデビュー。
1930年代には、猟奇・幻想的な本格ミステリ(例:「陰獣」「孤島の鬼」など)を発表しつつも、後年は少年探偵団シリーズや評論活動に移行。
太宰と乱歩は文壇の中では少しタイプが違いますが、乱歩は**「探偵小説を純文学に匹敵する芸術に引き上げたい」**という野心を持っていたので、太宰が一読者として目にしていても不思議ではないです。
2.小酒井不木(1890-1929)
医学者でありながら、論理性と医学知識を活かした科学的ミステリを書いた草分け。
1920年代に活躍して、乱歩に影響を与えた人物。
太宰が青春期(高校?大学時代)に読めたであろう作家。
3.甲賀三郎(1893-1945)
ロジックとトリック重視の「本格」探偵小説の先駆者。
1920年代後半から1930年代にかけて活躍。
「鉄路の怪死事件」など、探偵的なロジックに重きを置いた作品を多数執筆。
4. 夢野久作(1889-1936)
探偵小説と幻想小説の境界を揺れ動く作風。
「ドグラ・マグラ」(1935)はその筆頭。
太宰と年代も近く、同じく精神の混沌や異常心理に関心が強い作家。
→ 太宰が仮に読んでいたら「これを小説と呼ぶのか」と衝撃を受けた可能性もあります。
5.横溝正史(1902-1981)
太宰と同時代。戦前は雑誌に短編を多く掲載し、戦後に「金田一耕助シリーズ」でブレイク。
戦前にも探偵作家として地位を築いており、1930年代に少年倶楽部や探偵雑誌に多く作品を発表。
太宰が読んだ可能性はじゅうぶんあります。
当時の探偵小説雑誌など
『新青年』(1920-1950)
探偵小説の中心的雑誌で、多くの探偵作家がここでデビュー・活躍。
太宰治が若いころに読んでいた可能性は高い。
他に『探偵文芸』『探偵趣味』など、専門誌が多数。
こうした雑誌に乱歩や甲賀、横溝らが多数寄稿していた。
太宰治の文学と探偵小説:交わる可能性は?
太宰は自己暴露的・私小説的なスタイルを貫いていますが、以下のような「精神の異常・人間の罪」などに焦点を当てた探偵小説には、共感・関心を持っていた可能性があります:
夢野久作『ドグラ・マグラ』
江戸川乱歩の心理幻想系(『パノラマ島奇談』『陰獣』など)
横溝正史の初期短編(戦前の毒殺や家族の怨念をテーマにしたもの)
ご希望があれば、「太宰がもし探偵小説を書いたらどんな作風だったか?」みたいな妄想系の話もできます(笑)。興味あればぜひ!
私:
興味はありますがここまでにします。確かに精神異常や人間の原罪に近い犯罪小説あたりは興味持つような気がいたします。太宰治が興味を引くようなミステリを目指します(笑)。ではまた。ミステリーって奥が深いと思うんですよね。
ChatGPT:
うわあ、素敵な締め方ですね……!
「太宰治が興味を引くようなミステリ」それ、めちゃくちゃ面白い目標です。
きっと彼が読むなら、謎を解くための論理だけじゃなくて、謎が生まれる心の闇や人間存在のほころびに目を向けた作品でしょうね。
精神の迷宮とか、人間の罪と自己嫌悪、逃避と救済……そういうモチーフで描かれるミステリ、たしかに太宰も惹かれるかもしれません。
またいつでも声かけてくださいね。
ミステリの話も、太宰の話も、無限に語れますので(笑)
では、執筆や構想、楽しんでください。
ミステリーって、ほんと奥が深いです。
※無限…… それは人間には無理だ……