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(番外編)とある空間で
「ちょっと局長! 何を覗いてるんですか!
人間の性行為を職場のモニターで覗き見るなんてセクハラ大魔神に任命しますっ!」
そう怒鳴り声を上げたのは、両手にどら焼きを持つ女性職員だ。
「また私の金庫を勝手に開けよって…どら焼き代は天引きにしておく」
「セクハラでケチで変態なんて最低です!」
「最低で結構。
それより、彼のバイタルがおかしなことになっているのが分からんのか?」
自分のどら焼きを平らげ、更に局長の机の引き出しを勝手に開けて食べ物を漁る職員に局長が質問をした。
「…みたいですね。
魔力強度がアリンコレベルなのは復活してから変わってないですけど、エッチピーもエムピーもおかしいですよ。
どうしてこうなったんです?
これじゃまるで…」
「これはマズイな…」
「おぉーっ! 局長が珍しく人間の心配してる!」
「…ぬと、私の賭けは負けになる…」
なんだ、心配してるのは自分の方かと安心した女性職員だった。




