プロローグ
それは、太陽系をはるかに遠のいていく宇宙船の記憶に記録され、まるで誰かに聞いてもらいたいと思っているようなメッセージだった。
プラネタリウムはいかがでしょう。
どんな時も、
決して消えることのない、
美しい無窮のきらめき・・・。
人類があこがれてきた星の世界に、
皆さまをご案内いたします。
時を超えて、
どこまでも、
どこまでも、
無限に続く、
『 星の世界 』へ・・・。
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〖 第一夜の登場人物 〗
【三ヶ島 吾郎】 ロボット好きの少年。のちにアンドロイド開発会社「株式会社アシタノヒューマン」に入社し、planetarianの主人公の一人であるアンドロイド「ほしのゆめみ」の開発に従事することになる。
【三ケ島 佳純】 吾郎の母
【倉橋 里美】 倉橋家の長女。天体観測に特別な感情はなかったが、高校卒業後、父の縁故でプラネタリウム館のスタッフとなる。「ほしのゆめみ」の教育係となり、その後、十数年に渡って、「ほしのゆめみ」と関わることになる。このシリーズのキーパーソン。
【倉橋 弦太】 里美の父。天体ファンであり、知識も豊富。長男翔太と一緒に天体観測するのが楽しみ。
【倉橋 翔太】 倉橋家の長男。父弦太の影響で、天文好きになった。
【倉橋 成奈美】 弦太の妻。
【趙】 中国人民解放軍の下級士官 月面都市で調査員として配属されている。
【長倉取締役】 株式会社アシタノヒューマンの取締役。会社を存続させるため、日夜、頭を悩ませていた。社員に慕われている。
アニメ作品の予告をwebサイトで見たときから、BGMと映像に惹かれて、そのまま今日までずっとファンを続けています。
劇場版のなかで、プラネタリウムのスタッフとゆめみの別れのシーンを見たときから、いったいどういったいきさつだったんだろうと、妄想が閃いて、小説や資料を読んでから、いろいろと想像が拡がりました。
今回、創作を書き進めて、またさらにいろいろと妄想が進みました。
今後も、本編で語られていない部分を、想像して書き続けたいと思います。
よろしくお願いします。