8章 迷宮とpt
最近スマホを落として、画面を割った作者です。
投稿が遅くなってすいませんでした。
これで説明がメインの話は終わりです。
「妾達が生きていくのにもっと大切なのは、ptじゃ!」
ペルセポネは、普段よりも少し大きな声を出す。
「pr? ptって、アイテムと交換出来るやつの事か?」
ショウは、白羊の言葉を思い出す。
「たしか、マニュアルの後ろの方にある、カタログで使えるんだっけ?」
「そのとおりじゃ! カタログは、ポイントを支払えば、様々な物を購入出来るのじゃ」
ペルセポネは、ショウにカタログの魅力を伝える。
「まぁ、中には、バカみたいな価格の物もあるがのう」
「でも、ペルセポネ、その肝心のポイントは、どうやって、手に入れるんだ?」
ショウは、ペルセポネに、ポイントの入手方法を聞く。
「うむ、それに関しては、説明を聞くより、実際に体験したほうが良いじゃろう」
そう言うとペルセポネは、ショウに指示を飛ばす。
「まず、”メニュー”と、唱えるのじゃ」
ショウは、ペルセポネの指示どおりに、
「メニュー」
と、唱える。
すると、ショウの目の前に半透明の板が現れた。
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迷宮名 無し 迷宮主 ユキムラショウ
pt 一〇,〇〇〇 迷宮レベル 一
カタログ ワープ 迷宮拡張 返品
ヘルプ
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「え〜と……ナニコレ?」
ショウは、ペルセポネの顔に目線を送り、説明を仰ぐ。
そんなペルセポネは、ショウの目線に気づき、説明をはじめる。
「では、まず”メニュー”から説明をはじめるぞ」
「メニューとは、迷宮の管理画面の事じゃ、これを操作することが出来るのは、迷宮主だけじゃ」
「じゃあ、このメニュー画面は、俺の特権って事か?」
ショウの質問にペルセポネは首を横に振る。
「たしかに”メニュー”は、迷宮主のショウにしか使えないが、別の迷宮主も使うことが出来るのじゃ」
ペルセポネの答えに、少ししょんぼりとするショウにペルセポネが補足を行う。
「だが、お主の福引と、カタログは、お主にしか、使うことが出来ないのじゃよ」
「つまり、福引とカタログは、俺だけの能力って事か?」
ペルセポネは、笑顔で自身の首を縦に振る。
「へー、ちなみに、俺の特権ってどれくらいすごいの?」
ペルセポネは、ショウの質問に少し考え答えを出す。
「まぁ、普通じゃ」
「結局普通かよ!」
ショウは、ペルセポネの答えに食い気味にツッコミを入れる。
「ゴホン、話が脱線したのう、メニューの説明に戻るぞ」
ペルセポネは、咳払いをすると、メニューの説明に話を戻す。
「まずは、メニュー画面の”ヘルプ”を、クリックするのじゃ」
ショウは、ペルセポネの言うとおりにする。
すると、
─────────────────────────
・pt入手方法 ・迷宮拡張方法 ・返品
・眷属 ・カタログ ・ワープ
・福引券 ・迷宮合併 ・迷宮レベル
・迷宮権限
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「なんだ……これ?」
「まぁ、簡単に言えばメニューと迷宮の取扱説明書じゃ」
「いくら、お主でも説明書ぐらいは読めるじゃろ」
ペルセポネは、ショウに嘲笑混じりで説明書の閲覧を促す。
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pt入手方法
➀生物、魔物を倒す(強さによってpt変動)
②死骸、アイテムをptに変換(物によってpt変動)
➂時間経過(迷宮レベルによってpt変動)
➃迷宮主の眷属がいる状態(眷属の数、迷宮権限によってpt変動)
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迷宮拡張方法
ptを使用する事で迷宮を拡張する。
迷宮拡張すると迷宮レベルが上昇する。
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返品
ガラガラから出たアイテムを三時間以内なら返品が可能、五割〜十割ptが返ってくる。
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眷属
迷宮主の配下。
配下になると、ステータス増加、スキル習得をする。
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カタログ
ptを使用して食料、衣服、武器、魔導書、福引券を購入可能。
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ワープ
何時でも、何処でも迷宮内の好きな所にワープが可能、迷宮主の許可が有れば誰でも使用可能。
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福引券
福引を使用するのに必要な物。
福引券には、様々な種類が有り、武器が出やすい物、魔導書が出やすい物、眷属が出やすい物などがある。
福引券→福引券・銅→福引券・銀→福引券・金→福引券・金剛石の順番で良いものが出やすい。
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迷宮合併
迷宮Aと迷宮Bを合併して、新しい迷宮Cを作る。
合併する場合は、迷宮Aと迷宮Bの両者の迷宮主の同意が必要。
迷宮レベルの高い方が、迷宮Cの迷宮主になる。
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迷宮レベル
迷宮の総合的な強さ。
迷宮レベルが高いと迷宮主のメニュー画面、ステータス画面に変化が起こる。
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迷宮権限
迷宮主の迷宮に関する権限。
迷宮権限が上がると、迷宮主のメニュー画面、ステータス画面に変化が起こる。
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「どうじゃ? 理解できたか?」
ペルセポネは、ショウに優しい声音で聞く。
「うん、まぁ、時間をかけて覚えるよ」
「うむ、その調子じゃ」
ペルセポネは、ショウに笑いかけエールを送る。
すると、ペルセポネは、自分のお腹に手を当て、ショウに今の素直な気持ちを伝える。
「ショウ、そろそろ夕食の時間じゃないかのう」
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