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社会に馴染めなくて外に出るのが怖くなっていた、俺を助けようと、部屋に住みついてる、害虫たちが、突如、美少女に姿を変えて、恩返しをするとか言うのだが、むしろただの迷惑行為で俺の、恋の、邪魔をし始めた

作者:野原ぱゆ
ネタバレあり。

社会に馴染めなく、ニートの俺(20)は部屋から出られなくなっていた。
突如、部屋に住みついてた害虫が少女に姿を変えて現れる。
見た目は地味だが、やたら元気で明るいナメクジ。小麦色で健康的に見えるが、狭い所を好むネガティブなゴキブリ。狂暴に見えるが、弱虫な蜂。俊敏に動く、妊婦?の蜘蛛。それに、生意気でお喋りな蠅(実は人間を恨んでいる)だ。
こいつら恩返しするとか言って、なぜか、俺の!恋の!邪魔をしやがる!

俺と昆虫たちの、馬鹿馬鹿しい攻防が始まる。

そんななか、ある事件をきっかけに、ついに少女(昆虫)たちは彼女との関係を応援してくれるようになる。しかし俺は知らかった。俺の愛した彼女の正体は、野良猫だったのだ。

蠅少女の策略で、彼女の正体を知り、彼女の命に危険が迫る中、決断が迫られる。

彼女の言葉を思い出す。「色んなカップルがいてもいいよね」。俺は、決断する。ドブネズミの大群が現れて俺たちに襲い掛かる。昆虫たちが奮闘、俺は彼女を連れて動物病院へ向かう。しかしもう手遅れだった。彼女は弱々しい笑顔を浮かべて生まれてきて良かったと、息をひきとる。

愛に立場も何も関係ないと、外見なんて関係ない、俺は確信する。彼女は亡くなり、暴動は沈静化、蠅は姿を消した。

数日後、俺は社会復帰のために就活を始める。正直に生きようと決心して、履歴書に本名、坂道栞と書き、性別欄の女性に丸をつけ、備考欄に、性同一性障害と記述した。
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