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俺の物語にタイトルなんてない  作者: ヤモラ・ユエレスト・レイフ
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春休み

          第0章 始まる前の始まり

俺の名前は真田敦。東高校に通うことになった中学を卒業したばかりのありふれた男子の一人だ。今は卒業式が終わって二夜明けた日曜日の12時30分。俺はよく知っている天井の下で目が覚めた。

「はぁ、二日目でこんなにも生活習慣が乱れるとは思ってもみなかったなぁ」

夜中ずっとゲームをしていたらこんなことになるのは当然だ。スマホの電源を入れてみると、ある一通のライソが来ていた。友達の熊谷聡からだった。

「今日の夜も沃野行動やるよなー?」という内容だった。

沃野行動とは、100人のプレイヤーが無人島に降り立ち、最後の1人(1チーム)になるまで戦闘を繰り広げられるバトルロワイヤルゲームだ。

このゲームは中学でよく流行っていたもので、俺らもやってみようぜみたいなノリで始まった。

いつも通りに「おk、何時からやる?」と返信した。5秒くらいで既読が付いた。中学を卒業してから二人とも暇人なのだ。

聡「22時とかで良い?」

俺「良いで」

このような会話を毎日のようにして、遂に入学式の前日の4月5日木曜日を迎えた。いや、迎えてしまった。時というのは残酷である。

「もっと休みたかったなあ」

それはきっとほとんどの学生が思っていることだった。

「来てしまったものはしょうがない。新たな第一歩を踏み出しに行きますかね!」


      こうして高校生活が始まると思った

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