小説の名は「柴崎駿物語」①
六十歳を目前にしてそろそろ将棋界から身を引こうと考えている棋士・小路九段。
元A級棋士で、タイトルも通算七期獲得している人物。
ピークを過ぎ去ったが、解説では大人気の棋士である。
ちなみに強面で体格がいい。趣味でボクシングをしていた時期もある。
対局中の長考中、急にシャドーボクシングを始めた事は、伝説となっている。
今まで直接、弟子をとったことがない。ただし奨励会の幹事を長い間勤めあげた事もあって、棋士全員を弟子だと思っている。
なので、小路を慕う若手棋士は多い。
口癖は「将棋ばかりするな! 遊べよ!」である。
結婚して三十五年、妻には尻にひかれている。娘(二十五歳)と息子(十八歳)がいる。
どちらも将棋はしていない。
主人公の柴崎駿(十歳)登場時。
サッカー好きの少年。
将棋はたまにしていたが、教えてもらった父親に勝ったことで、たまにからほとんど将棋をしなくなっていた。
同じ町に小路が住んでいる。
父親は将棋よりもサッカーよりも、巨人が好きである。
六つ上の姉がいる。
この物語は、柴崎駿と小路の出会いから、駿がプロになり小路が亡くなるまでを描いた物語である。
師匠と弟子になった日。
奨励会に入った日。
駿が将棋を辞めようとした時。
そしてプロ棋士へ、師匠との対局。
初のタイトル戦‥‥‥そして結婚、そして小路の死‥‥‥。
柴崎駿物語と書かれている。




