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音のない世界  作者: 横須賀かもめ
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女の一番の化粧は笑顔②

後日、どうしていいか分からず泰斗に相談したら「そんなもんすぐ連絡するでしょ」と言われ、僕の思考に連絡するって一手はないとごねていると

「それいつの話しよ?」と聞かれたので、「先週の土曜日」と答えると、

呆れながら「一週間以上経ってるじゃないか! バカかオマエは! 携帯貸せ!」と無理やり携帯を取り上げられ、会う日程を決めてしまった。




てっきり付いてくるのかと思ったけど、当日は二人っきりで会うことになってしまった。

「俺はオマエの母親じゃない! 横山奄美というプロ棋士に会いたいんだろその子は、じゃあ俺は必要ないだろ」と。 




 初めて会った場所は、散々迷ったあげく千駄ヶ谷にあるイタリアンでのランチにした。

 時間も夜よりも昼の方が、健全的でやましくないだろと思っての一手だった。

 場所も新宿・渋谷で迷ったが、東京に住んで七年ぐらいだったが慣れていなかったので、渋々却下した。(今もだけれど)




 後に聞くとまさみも、華やかな場所は気が張って苦手だったので、逆にありがたかったと言っていた。

 「連絡先を自分から渡したのなんて初めてですから」と恥ずかしそうに教えてくれた。それも何回も。

 「分かったよ」と何回言っても続けた。

 「父が将棋好きで、だから横山さんの事は知ってたんです‥‥‥だから‥‥‥」と照れながら言っていた。




 「父親孝行になったかな?」

 「もちろん、横山さんの大ファンですから」

 「変わってるねー」と素直に言ったつもりだが、まさみが物凄い勢いで続けた。

 「そんな事ないです! 父はいつも言ってます横山さんは、絶対にタイトル獲るって!

 凄い棋士になるって、私もそう思います。

ファンも多くて、解説も分かりやすくて喋りも上手くて良い棋士だって‥‥‥」

 「あ、ありがとう」


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