表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/31

Drive in!(4)

9月25日 対総野高校戦

川口紗綾 9得点


紗綾は悔しかった。

悔しい以外の気持ちがわかなかった。たった2日で変われないことも、相手が強豪でディフェンスが堅いことも分かってた。けどたったの9得点では……

試合後、紗綾はドリブルの練習を一からやり直した。何故あそこまでなったかは分からない。けど悔しさが自然とそのような行動に移った。

しばらくして三池コーチが声をかける。

「もう体育館閉めるぞ。」

「……はい。」

「まぁそう落ち込むな。今日の試合は負けたとはいえ県ベスト4相手にいいプレーが随所に見られた。」

「私は何もできなかった……。」

「いや、オマエはたった2日で凄く成長したよ。今まで自分から攻撃を仕掛けないフォワードが自分から仕掛けて9得点も奪ったんだ。それだけでも大きな成長だよ。」三池コーチの目は優しかった。

「たったの9得点ですよ……。」紗綾は自虐的な笑いを浮かべながら呟く。

「2日。しかも基礎教えただけで9得点だぞ。俺はこれからが楽しみでしょうがない。俺はオマエはいずれこのチームのエースになれると今日確信した。そう思わないか?」

「エースですか……。」紗綾はぽつりと呟く。

「偏差値70のエースだよ。この学校らしいじゃねーか。」

「らしいですね…。あはは。」

「また明日から特訓だ。」

「はい!」紗綾は笑顔で答えた。

(負けた。…けどきっかけを得られた。)紗綾は前向きな気持ちで家に帰ることができた。


続く

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ