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オマエが変わればチームも変わる!(3)

紗綾は部屋に戻ったが、特に趣味もないので勉強を始めた。

「英語からやるか……」

今回の模試で56点と一番低かった(尚、平均点33.4点)英語の問題集を開く。しかし疲れているせいか、やる気がでない。「alikeってなんだっけ…辞書ひくのもめんどくさいなぁ……」

ぶつぶつ言いながら問題集を眺めるが飽きたため放り出す。

鞄をあけてバッシュを取り出す。かなり表面が劣化していた。

(バッシュ代えたいな……)貯金箱を見る。2万7000円。

(よし、買える。貯めといて良かった。)

一人で行くのもつまらないので、チームメイトで大親友の谷田部麻衣に電話した。

「明日部活終わったらバッシュ買いに行かない〜?」「いーよー。あ、ちょっと待って………結衣も連れてっていい?」

結衣とは麻衣の妹で同じく女子バスケ部員である。「もちろんいいよ!」と紗綾は返す。「じゃあまた明日ねー」

電話を切ると、眠気が急に襲ってきた。

時計をみると22時37分。

「疲れたし寝よ。」


−同時刻−

三池はこの紗綾達が通う吉瀬高校のバスケの試合のビデオを眺めていた。

(さすが県大会上位に入るだけある。個々の能力はそれなりにあるな。)

三池はそう分析した。

ただ、ひとつ引っ掛かっていることがある。

「この背番号6…えーと川口か。そこそこ実力あるのに目立たんな…。」

(フォワードだが堅実過ぎてイマイチ動きが良くない。さて、どうするか……。コイツ次第でチームが変わる可能性もあるからな)

そんなことを三池は考えた。「今度話してみるか。」


続く

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