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エースの地獄(2)

フリースローも決められ、4-0。

チームメイトが「大丈夫大丈夫。まだ始まったばかりだから」と言ってくれて紗綾は気持ちが落ち着いた。

オフェンスで紗綾にボールが回ると再び西がピッタリディフェンスしてくる。(倍返しにはならないけどやられたらやり返す。)紗綾はワンドリブルで西をかわし、3Pシュートを決めた。

しかし、オフェンスで今度は西にドライブされ、シュートを決められた。

西が決めれば、紗綾が返す。最初はその流れだったが、次第に両チームがボールを回すようになり、また、両チームともにイマイチ決めきれない状態が続き、第一ピリオド終えた。

吉瀬16-17陽明学園

観客からしてみたら県1位の陽明学園がわずか1点のリードしかないことが意外なのだろう。ざわつき始めた。

「吉瀬高校は3年いないのにそこそこやるな。」「吉瀬の6番って最初のファウル以外はいいプレーだな」「陽明の10番はちっさいのに相当上手いぞ」「吉瀬勝てるんじゃないか?」

しかし、吉瀬高校はそんな余裕がなかった。紗綾は序盤の西とのoneononeなどでかなり消耗していた。三池コーチがそんな紗綾の状態を見て、「川口、少しオーバーペースだ。それじゃ昨日の二の舞だぞ。」

「はい。少し落とします。」紗綾は自分の状態を一番理解していたのですんなり受け入れた。

「やはり県1位のチームだ。かなり余裕がある。第一ピリオドは様子見できやがった。となると次のピリオドから動いてくるぞ。」三池コーチが厳しい顔で話す。

「はい!」5人全員が分かっていた。

「向こうの10番はおそらくエースだろう。oneononeの強い紗綾でさえこの状態だ。できる限りカバーしてやれ。」

「はい!」全員が再び円陣を組む。「全員で勝つぞぉー!」「オー!」

コートに出ていく5人の状態を見て、三池は少し不安になったが、なんとかなるだろうと思った。

それが甘かった。


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