Winter Cup!(4)
試合後、三池コーチがミーティングを始める。
「今日の試合は全員の息が合っていい試合になった。だが、明日はそうはいかないだろう。理由は分かっているな。」
全員が頷く。明日の相手は県1位、陽明学園だ。コーチが続ける。
「我々は挑戦者だ。挑戦者である以上、たとえ全国1位のチーム相手でも恐れずに戦わなければならない。普通じゃ勝てない。いつも以上に強い気持ちを持たなければ勝てない。いいな。」
「はい!」
バスで学校に戻ると、別会場でウインターカップに臨んだ男子がいた。
男子のキャプテンの柳瀬佑樹から声をかけてきた。
「お疲れ〜勝った?」
「勿論。男子は?」紗綾が訊き返す。
「勿論勝ったよ。107-61で。」
男子もインターハイ県予選でベスト8だったからベスト16の相手だった。
「うわぁ。大勝じゃん。」
「いやいや、俺絶不調だったわ〜」
「またそんなこと言って〜」
そんな感じで佑樹と和やかに話す。
話し終わって片付けに戻ると麻衣が頬をつねってくる。「あんたあのイケメンでバスケが上手い柳瀬君と仲良いね〜」
「そんなことないって。中学が同じだけだよ」
「何照れてんだよ〜」栄も絡んでくる。
「いや、…だから…ホント何もないって……」
そんなこんなで片付けを終えて解散する。
家に帰る途中にまた佑樹と会ってしまった。




