いふ話~もしもあの続きがあったら~黒な人
(黒井元の場合)
「……っ!っ!」
か、からだが勝手に動く…!
さっきから黒井先輩は私の耳を舐めてかじって指を這わせる。なんてエロい手付きなんだ!けしからんぞ!
なんて言ってる場合じゃない…!このままじゃ、
「んゃっ……!」
おいぃぃぃぃ!やっぱり声出ちゃったじゃないかぁぁぁ!しかもなんか私の声じゃないみたいな、女っぽい声が!
「ふふっ、やっと声が出ましたか。随分と可愛らしい声ですね……もっと喘いでいいんですよ?私しか聴いてないんですから。」
ダメだって本当に!こんなの、好きでもない人にさせちゃ……
「……いい加減、私にオチてきたらどうですか?素直になれば、優しくしてあげますよ…?」
ぜったいうそだね!黒井先輩が優しくなるなんてあり得ないね!
「なんですか、そのあからさまに疑ってるような顔は。私だって、好きな人には優しく出来ますよ。」
??今なんか聴こえた気が……
「ちゃんと理解出来てますか?貴女が好きだって言ったんですけど。」
ふぇぇぇぇーーーー!?
なにこの人私に告白した!?
確実にキャラじゃないでしょうが!!
「空っぽな頭でも理解出来たみたいですね。でも安心して下さい。答えは求めてません。…貴女はすでに私のものですから。」
はっ!?どういういみ……
「!?」
くくく口塞がれてる!?ややややめっ!
「んっ……ちゅ、ちゅ、(ペロッ)……ほら、くち、あけて?」
「や、だ!ぁん!」
「(くちゅ、くちゅ)……ん、めがね、邪魔だな。」
ああああ色っぽすぎますよ!メガネ外してる仕草とか、カッチリ絞めてるネクタイを緩めるところとか!声だけでも陥落モノなのに!……あれ?私、なんで逃げないんだろ?
「ふふっ、イイ子ですね。……私がちゃーんと溺れさせてあげますからね?」
「……ぁっ、ゃん!……ふっ、…んん!……っ!」
「…んちゅ、……(ぐちゅ、ぐちゅ)、は……貴女はどこに触れても気持ち良いんですね……ん、ちゅぅ…(ぐちゅ、ぐちゅ)」
ぷち、ぷち、
??なんのおと……はぁぁぁ!?この人なにやって……
「んん!!ゃっ、せんぱ、なにして…」
「なにって、わからないんですか?制服のボタンを外してます。こうしないと先に進めないでしょう?それとも着たままの方が良いですか?」
なに言ってんだこの人!いいわけあるか!ってか風紀委員がこんなことして……
「バレなきゃいいんですよ。それに……もう我慢出来ません。貴女が誰のものか、ちゃんと分からせてあげないと。」
私は誰のものでも…って、はだけてるよ!?
「いい加減諦めなさい。私のこと、好きですよね……?」
ひ、ひきょうだ!いつものドSっぷりを引っ込めて、そんな懇願するような声を耳元で言うなんて!!
「頷くだけで貴女のだぁーいすきなこの声が、まぁーいにち聴けるんですよ?ほら、頷いちゃいなさい……(くちゅ)」
「んっ!」
「ふふっ、やっと素直になりましたね。喜美子のこと、大事にしますよ。まずは……たくさん乱れましょうね?……ちゅ。」
えっ?違う違う!今のは耳を舐められた条件反射で、って、ちょ、ま……えぇぇぇぇぇ!?!?
――――強制終了――――
黒井先輩の宣言通り、見事に溺れさせられました……。
リップ音が多いのは仕様です。一応乙女CDの世界なので。