いふ話~もしも先生と絡んでいたら~
先生バージョン投入!
お月様に書けるほど色気が(作者に)足りないので、こっちにしました。
ただただイチャイチャを書きたかっただけなので、物語性は無視で。
「なぁ喜美子、こっち向いて……?」
ぬぁーーー!やめてください!色気だだ漏れな声でそういうこと言うんじゃありません!せめてムー〇ンっぽく言って!
今のは誰か、ですか?先生です。えぇえぇ乙女CDの対象者であった先生ですよ!問題あるのは十分承知ですけどなにか!?
…失礼しました。ヒートアップしちゃった。だって先生ってば、先生ってば……!!
録音させてくれないんだもん!!
拗ねたくもなるでしょっ!?ちょっと、ちょーっとそのイケボイスを私のために差し出すだけでいいのに、
『機械越しなんかじゃなく直接聴けよ。』
とか言ってくるんだよ!?それとこれとはまた違うんだって説明してもわかってくれないし。……私のこと嫌いなんですか?
「……だーかーらー!俺の声が聴きたいんならいつだって聴かせてやるって言ってるだろ?なんでわざわざボイスレコーダーなんかに録る必要があるんだ。」
わかってませんね先生は!機械越しだからこそまた違う魅力も感じられる時があるんですよ!
あんまりワガママが過ぎると、耳浮気しますよ!
「……お前今ろくでもないこと考えたろ。浮気でもしようかって考えてたろ!?」
違いますよ!耳浮気です!みみ!浮気。他の声に萌え萌えしちゃうんだから!そーなったら当分戻ってきませんからね!(現実に)
「ふ~ん。そういうワルいことしようとするやつには、お仕置きが必要だよな?」
ヒッ!ニヤッってした!悪いこと考えてるのは先生の方でしょ!
「……俺のことしか考えられなくしてやるよ。」
「!!」
そう言った先生は、私を食べるようにキスしてきた。
「ちゅ、ん…ほら、目ぇ開けてろよ。俺しか見えないように……ん、ちゅ……(くちゅ、くちゅ)、…はぁ、わかるか?俺たちが絡み合ってるのが。クッ、蕩けそうな顔しちゃって、もっとしてやろうか…?ん、……(くちゅくちゅ)」
先生の舌が私の口腔を我が物顔で這う。私が嫌がれば、その抵抗を押し退けて舌を絡ませあうのだ。そのイヤらしい音が、私の耳を犯す。
……完敗です。経験値も何もかも到底及ばない先生に勝てるわけがない!
「(くちゅ)…ん、どうした?いつもみたいにカワイイ声出していいんだぞ?喜美子は俺の声好きって言うけど、俺だってお前の声好きだぞ?……ソソられる。」
耳!耳元で囁かないで!ぁっ…
「やぁ……!せんせい、みみ、なめ…ゃん!」
「ん~?何言ってるかわかんないなぁ~。ちゅ。ちゃんと話してくれないと。(ペロッ)」
「いじ、わる!」
くっそー!もう駄目だ!許してぇ~!
この大人げない先生。白田恵一先生。乙女CDの対象者であり、化学教諭であり、ワタクシの彼氏にございます。
これが巷で噂の禁断の恋ってやつですかね。萌えないけど。
先生とは、何かあったら本気でまずい!と思ったから(まぁ結局こうなりましたが)、極力接触しないようにしてた…というか、接触しなかった。
受け持ちの授業もないし、顧問やら委員会やらにも引っ掛からなかった。
でも、いつも通り"あの"4人から逃げ回っているときに、匿ってくれたのだ。気づいた時にはすでに遅かったんだけど、これっきりだから!ってその言葉に甘えたのが運の尽き。
そこからなんか毎回いいタイミングで助けられて、助けられると邪見にも出来ないから世間話して、化学の点数が頗る悪いと知られたら勉強を教えてくれるようになって……。いつの間にか先生は私の心に入り込んでた。
先生のイケボイスは、低めだけど爽やかさも見えるもの。遠くまで響いて、私をきゅんきゅんさせる。授業の声は聴いたことないけど、多分興奮しっぱなしで集中出来ないと思う。現に、勉強を教えてもらってる時も興奮してた。
でも意識するとめっっっっちゃエロい!誰よりもエロい!!普段そんな気を感じさせないからこそのギャップ萌えだろう!しかも大人の余裕が垣間見られるから余計に悶える!自分の全てを委ねたくなるね!
そんな声に囁かれてご覧なさい。すぐオチますって。抗えるわけがない!しかも常ではないとこがまた……!今度はいつその声聴かせてくれるのかってうずうずしちゃう!
でも、これがもしかしたら私だけじゃないんじゃないかって不安になった。だって"先生"だもん。他の人にも教えるだろうし、そんな機会腐るほどありそう。そう思ったらなんかモヤモヤして。この人を他の人になんか聴かせたくない!って思っちゃった。だから告白も私から。まんまと騙されたみたいだけどね!
先生曰く、自分から手は出せないから、私から手を出してもらおうと思って。らしい。手は出してなくても声は出してた!エロボイス垂れ流してた!それに引っ掛かった!!
子供を食い物にする悪い大人だ!って思っても、好きになっちゃったんだから、負けは決定。ちっくしょーー!
「ゃっ!せんせい、もぉぉわ、…っ!」
「もぉちょっと……今週あんま会えなかっただろ?だから……ちゅっ。な?」
いい大人なのに、結構な甘えたさんだ。一日一回は会ってスキンシップしないと拗ねるし、反動も激しい。キスだって私が酸欠になるぐらいするし。でも、一応『けじめ』だからって言って、その、最後まではイタシテませんよ?…キワドイとこまではいつもいくけど。
そういえば乙女CDでも、
*・*・*・*・*・*・*
(布擦れの音)
「ほら、こっち向けよ……ちゅっ。なーに恥ずかしがってんだ。いつもしてるだろ?…ん、赤くなってるお前って、イチゴみたいに甘いな……ちょ、やめろって。枕でたーたーくーな!こら!…(ゴソゴソ)捕まえた。これで身動き取れないだろ?…クスッ、そんなに睨んじゃって、…煽ってるのか?……んちゅ、ちゅ。今週は忙しいから、その分充電しとかなきゃな。眠らせる気ないから、覚悟しとけよ…?」
*・*・*・*・*・*・*
充電って!マンガでしか読んだことないけど!いや、これ乙女CDだった!
ってかあの展開って絶対事後の話だったよね……。先生ってばフケツ!
「…何考えてんのかわかんないけど、なんかムカつく。そんなやつには……こうだ!」
きゃーーーーー!押し倒さないでぇーーー!!
(トサッ)
「…………」
「…………」
あの、せんせ?目が、こわいです……。
「……はぁぁぁ~。無自覚って怖いのな。お前、他のヤツの前でこんな顔するなよ。」
こんな顔は元々です!
「それでもだ。なんならお面つけてろ。」
理不尽だ!
「……さ、昼飯でも作るか。何食べたい?」
危ない雰囲気になると、先生はこうやって離れていく。まだまだ不安なことだらけだから、ホッとするような、物足りないような……。
とりあえず、後ろからむぎゅむぎゅしとく。
「……なんだ?昼飯作れないぞ?……ちゅ。そうだ。さっきの件な、いい考えがある。」
?さっきの件って?
「俺の声を録音するかしないかってやつ。録らせてやってもいいぞ。」
ほんとですかっ!?じゃぁ早速準備を……
「ただし!喜美子の声も俺のために録音させること!」
イヤだ!!!
「だーめ。喜美子が足りなくなったらそれで補充すんだ。いい考えだろ?どんなこと言わせようかな……。アンナコト?コンナコト?いや、さっきのも色っぽくていいな…。」
承諾してませんよ!私はずぇーーーったいイヤですからね!
「よし!一通り録るか!もういいですってぐらい啼かせるから、覚悟しとけよ…?」
イーーーヤーーー!!
肉食に紛れた草食……に見せかけた猛獣。主人公はまんまと騙されました。
リップ音と効果音が多いのは仕様です。一応乙女CDの世界なので…。
楽しかった!