クローバー
ただ一つの道を極めて歩く
銀杏の木のように大木になる……人生をかけて
そんな筋金入りの玄人な人生もある……
たった一つと決めないで、あちこちと渡り歩く道もある……
あれもしたい、これもしたいと……
それは地面に散らばるクローバーのように
種子を飛ばした先で地面を覆うように
自分は大木に憧れていた
太い幹と逞しい枝葉で大地を覆うような……
でも、いま、自分は、見つけた……
摘まれても踏まれても……
地面を蔓延るクローバーのような生き方を……
少なくともそれは、自分を見つけてくれた人を幸せにできる道……
四葉のクローバーのように