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“僕が自信がない時、不安になった時にだけ僕の前に現れる嫌みの子悪魔!“

作者: 七瀬






“僕が自信がない時、不安になった時にだけ僕の前に現れる嫌みの子悪魔!“




僕はいつも自信が無い!

失敗も多いし、不安症なのか? 

常に準備してないと前には進めない!

でもたまにね? 僕の心の中で不安が充満して自信もなくして、

自分の部屋から一歩も出られなくなる時があるんだ!

人と会うのが怖い、人の目線が怖い、人と関わるのが怖い!



そんな時、必ずと言っていいほど僕の前に現れる奴が居るんだ!

最初に言っておくけど? “コイツは人間じゃない!“

僕にだけ見える、嫌みの子悪魔!

無邪気に僕の前ではいつもニコニコ笑いながら、僕の心の弱いトコロを

グイグイ触れてゲラゲラ笑いながら、僕が辛い顔をするのを見て更に笑うんだ。

“子供の悪魔なんだよ!“

僕はコイツが大嫌いだ!

僕の心の深い傷を突いて、嘲笑うような事をする奴だ!

勿論! 見た目も人間じゃない!

悪魔だから耳が大きく尖っていて、しっぽも生えているんだ。

でも子供の部分もあるから、悪気もなく平気で僕の心をえぐる様に

傷つけても全く気にしてないんだ。




『“おーう! 久しぶりだな~またなんか悩んでるのか?“』

『また、お前か?』

『またお前かって? オマエが俺様を呼んだんだろうが、、、!』

『“呼んでねーよ!“』

『呼んださ! だから俺様が今、ここに居るんだよ。』

『・・・・・・』

『オマエの心の弱なさは、他で見ないぐらいクソみたいに弱いよな!』

『・・・な、なんでこんな時に、そんな言い方すんだよ!』

『まさか? これぐらいで傷ついたか?』

『普通! 傷つくだろう!』

『“オマエは普通の人間じゃねーえ! こんなに人間が弱い生き物なワケ

ねーだろうが、、、!』

『・・・ぼ、僕は繊細な人間なんだよ。』

『何が繊細だ! 無能なだけだろう、自分に自信も持てず、不安症で、

生きてる価値なんてねーじゃねーか!』

『“そんな言い方、ヒ、ヒドイよ!“』

『なんだ? また傷ついたか?』

『お前は、そうやって僕の心を更に傷つけて何がしたいんだよ!』

『“オマエは、このまま部屋にずっと籠ってるつもりか?“』

『えぇ!?』

『オマエの、父ちゃんや母ちゃんがオマエの事をどう思ってるのか知ってるか?』

『・・・父さんと母さんが何をどう思うんだよ!』

『“オマエを産まなけりゃ良かったって思ってる事だよ。“』

『う、嘘だ! そんな風に僕の両親が思う訳ないだろう!』

『引き籠りの息子なんてオマエの両親は産んだつもりはないと思うがな!』

『・・・そ、それは、』

『オマエの父ちゃんも母ちゃんも大変なもんだな~』

『“黙れ!“』

『また怒りに任せるか?』

『オマエが僕を怒らすからだろう!』

『違うよ! “図星だからだ!“』

『・・・・・・』

『全て本当の話だから俺様にオマエがムカついてるだけだよ。』

『・・・じゃあ、お前が悪いんじゃないか!』

『オマエがもっと前向きに考えられていたらどうだ?』

『・・・ど、どういう事だよ?』

『オマエは元からマイナス思考で、常に後ろ向き! だから今のオマエが

出来たんじゃないのか。』

『・・・・・・』

『“また、図星だな!“』

『もう僕を傷つけないでくれ!』

『でも俺様と会った後、オマエはいつもどうなってんだ?』

『えぇ!?』

『オマエは気づいてるんだろう、俺様がオマエに何を与えてるのかを。』

『・・・・・・』

『“もっと前を見ろ! もっとポジティブに思考を動かせ!“』

『そ、そんな事! お前に言われなくても分かってるよ!』

『それならそれでいい! じゃあな。』

『えぇ!? もう行くのか?』

『あぁ、俺様の役目はこれで終わりだ!』

『なんだよ、つまんねーな!』

『でもまたオマエが行き詰った時には? 俺様がまたオマエの前に現れる!』

『・・・もういいよ。』

『頑張れよ! じゃあーな! ガハハハッ!』

『じゃあな、ガハハハッ!』






【本当は知っているだ!】

いつも、この嫌みな小悪魔が僕の前に現れる時は、僕の心を甚振ってる

ようで本当は僕に生きる勇気を与えてくれている事、、、!

僕はコイツのおかげで、いつも勇気をもらっている。

一旦は! 僕の心は深く傷つくけど? その後は前向きに僕の頭の思考は

考えれるようになるんだ!

“どんなに傷ついても、何度でも何度でも立ち上がるんだ“って思える。

コイツ、本当はいい奴なのか?




・・・だけど? コイツは何故? 僕の前だけ出て来るのか?

僕にとってコイツは、なんなのだろう。

コイツの本当の正体は何者なのか?


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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