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第四話 武器は攻撃できるから武器なんです。

数年前は平均四千から五千字にするように書いてたのすごいなと思いました…。

もうおじさんには長文は書けなくなってきたよ…。

勘が戻ればいけるのかもしれないけど完全見切り発車のプロット無しで行き当たりばったりだからしょうがないね…。


勘を取り戻せたら前回途中まで投稿してすぐ消した小説を書き直します。

ステータスを確認した後、俺と真昼は教会の中にある武器庫に連れて行ってもらい、そこで必要な武器と防具を貰うことになった。


昔、魔物が街の方まで来ていた時に自衛のためにと武器を取って聖職者たちが戦っていたらしい。


多少古くはあるが、神父様が定期的に手入れをしていたので状態はいいのが沢山置かれていた。


手入れはしているものの使う人がいないので好きに持っていって良いと言われたので俺と真昼は動きやすさを重視して革鎧にした。


というよりフルプレートアーマーはカッコいいけど重くて俺と真昼からしたら逆に死にに行くようなものだった。あれが似合うのは筋肉マッチョマンくらいだろう。


真昼からは兄さんが傷つくのは見たくないからとフルプレートアーマーを勧められたが「お兄ちゃんには筋肉が足りないんだ…」って笑いながら断ると失笑された。


そこまではまだ良い。


どうも真昼は俺に接近した戦闘をやらせたくないようで弓やクロスボウなどの遠距離武器を勧めてきた。


俺のステータス的に真昼よりも高いのは耐久しか無いのだから盾役をやると言ったものの、「敵が接近してくる時に魔法で倒すから近寄る必要はないよ」と、心強い言葉を頂いたがお兄ちゃん的にそれを容認できないのでどうしても近接戦をやると言うとじゃあコレなら良いよと渡されたのが2枚の盾だった……。


「戦わせる気ないだろ!?」


「そんなことないよ?兄さんは私を守ってくれるんだよね?だったら盾があったほうがいいよね?盾も二つあったほうが守りやすいんじゃない?」


「違う違う!そうじゃない!盾はどちらかと言えば防具だろ!?武器プリーズ!」


確かに守るのに関しては理にかなってるとは思う。ただ攻撃手段がなければただの壁だ。


「盾職を壁役とは良く言うけどコレじゃ本当にただの壁だろ…」


「兄さんが守ってくれてる間に私が攻撃するのが一番効率的じゃない?」


「この妹は…ああ言えばこう言う…。もし俺がお前と逸れたとしたらどうする?お兄ちゃん魔物から攻撃されて死んじゃうよ?耐久高いから無駄に痛いのくらいながらじわじわと死んじゃうよ!?」


「それはやだ……。うーん…ならコレならいいよ」


流石に俺がじわじわと敵に痛ぶられるのを想像したのか不服そうな顔をしながらも片刃の短剣で峰の部分はギザギザになっているものを渡してきた。


「コレってソードブレーカーってやつだよな…あれ、コレってレイピア装備してサブで持つ盾がわりみたいなものだった気がするんだけど…」


「一応刃がついてるから切れるし武器だよ?欲しがってたでしょ?盾二枚のサブとしては十分じゃない?」


「なんかもう何言っても勝てない気がしたから俺の負けでいいよ…もうシールドマンになるよ…」


諦めた俺にサムズアップしてくる真昼。最近可愛い妹をぶん殴りたくなる衝動に駆られるのは異世界でストレスが溜まってるせいなのだろうか……。教えてください神様…。


こうして俺は真昼と同じ革鎧を身に纏い、右手に小ぶりなラウンドシールドに左手にリ◯クが持ってそうなくらいの三角盾に右手で使えるように右腰にさしたソードブレイカーを装備する。


「想像よりも自分でしっくりくるのが悔しいな…」


「似合ってるよシールド兄さん」


「シールド兄さんはやめてくれ。…真昼は殺戮天使だな…」


煌びやかな金髪をポニーテールに結って俺と同じ革鎧に左腰に長剣、右腰に短杖、腰の後ろに俺と同じソードブレイカーを装備している。


「杖と長剣はわかるけどソードブレイカーは手に持てないだろ?」


「に、兄さんとお揃いが良かったから…(てれてれ)」


「自分で(てれてれ)なんて言ったら台無しだよ…ちょっとときめきかけたお兄ちゃんがバカみたいじゃないか」


いやほんと。モジモジしながら上目遣いでこっちを見てくる世界一可愛い妹がお揃いが良かったからなんて言ってきたらなんでも買ってあげたくなるね。


「で、本当のところは?」


「流石に防御力が無さすぎるから近接戦になった時は長剣とソードブレイカーで遠距離中距離なら魔法と長剣でって感じにしようかなって」


「だったら俺のラウンドシールドみたいなのつけたら良いんじゃないのか?」


「盾は兄さんのアイデンティティになりつつあるから取ったら兄さんが可哀想」


「もうなんでも良いよ……。じゃあ神父様から聞いた冒険者ギルドに行こうか」


こうして準備を終えた俺と真昼は街にある冒険者ギルドへ向かうのであった…。

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