表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
裴松之先生の「罵詈雑言」劇場  作者: ヘツポツ斎
罵詈雑言劇場 蜀編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

51/76

【巻三六 関羽】託為雅言

※うに 様より頂戴しました。


「それっぽいこと言って

 ごまかそうとした、ってことにならない?」



蜀記曰:「初,劉備在許,与曹公共猟。猟中,衆散,羽勸備殺公,備不従。及在夏口,飄颻江渚,羽怒曰:『往日猟中,若従羽言,可無今日之困。』備曰:『是時亦為国家惜之耳;若天道輔正,安知此不為福邪!』」


臣松之以為

備後与董承等結謀,但事泄不克諧耳,若為国家惜曹公,其如此言何!羽若果有此勸而備不肯従者,将以曹公腹心親戚,実繁有徒,事不宿構,非造次所行;曹雖可殺,身必不免,故以計而止,何惜之有乎!()()()()()()()()()()


(漢籍電子文献資料庫三國志 940頁 ちくま5-168 批判)



○解説

 劉備りゅうび袁紹えんしょうのもとに走ったのち、曹操そうそうにボコされたあたりの話です。ここに裴松之はいしょうし先生は王隠おういん蜀記しょくき』から紹介しています。

 まだ劉備が曹操の敵ではなかった頃、きょ、つまり曹操の本拠地で、一緒に狩りをしたそうです。獲物を追うため、皆が解散。そこで関羽かんうがこっそり、劉備に曹操を暗殺すべく耳打ち。すると劉備、それを却下したのだそうで。そして曹操に追われる段にいたり、関羽が「あそこで曹操を殺してさえおけば!」と怒ったそうなのですね。しかし劉備は「あそこで曹操を殺したら天下が大いに乱れた」と反論したそうです。

 裴松之先生、げんなりされます。

 狩りの直後に劉備、曹操暗殺に関与してますけど? そんなひとがお国とためにどうこうってどういうこと? 仮に狩りの時のエピソードが本当だとしても、それってたぶん狩りのさなかであれば辺りは曹操の配下で固められてるわけで、つまり暗殺したところで生きて逃れられないって言う算段あってのことなんじゃない? ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 つまり、狩りの時の話が仮に本当だとしたら、劉備様が適当な発言をしたってことになっちゃうでしょ、そんなことありえませんよ、って主張をなさりたいようですね。



○皆様のコメント

・うに 様

罵詈雑言とは少しちがうかも知れませんが、「故託為雅言」=「わざときれいごとを言っただけである」の、身も蓋もなさで笑ってしまいました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ