【巻三三 劉禅】斯殆妄矣
「よくもまーそんな妄想
ぶちまけられるもんだ!」
魏氏春秋曰:初,益州從事常房行部,聞褒將有異志,收其主簿案問,殺之。褒怒,攻殺房,誣以謀反。諸葛亮誅房諸子,徙其四弟於越嶲,欲以安之。褒猶不悛改,遂以郡叛應雍闓。
臣松之案:
以為房為褒所誣,執政所宜澄察,安有妄殺不辜以悅姦慝?斯殆妄矣!
(漢籍電子文献資料庫三國志 894頁 ちくま5-075)
○解説
劉禅が即位した年、地方長官の朱褒が謀反を起こしました。この謀反について孫盛『魏氏春秋』では監察に出向いてきた常房が「朱褒に謀反の気配あり」として朱褒の部下を勝手に殺害。これに怒った朱褒が常房を殺したうえ、「常房がこちらの罪をでっち上げようとした」と諸葛亮に誣告。このため諸葛亮は常房の子供を処刑したり弟を流刑に処したのですが、それでもなお朱褒は収まらずに反乱を立ち上げた、と書きます。
オイオイオイオイ、裴松之先生ご登板です。
孫盛オメー誣告って思いっきり書いてんじゃねーかよ、それが誣告だとはっきりわかんならどうして諸葛亮サマほどのお方がそれ見抜けねーと思うんだよ、無実の者をあのお方が殺したりして姦人をのさばらせようって? よくもまーそんな妄想ぶちまけられるもんだ! とお怒りです。




