#56
生徒会選挙……は、終わり初めての業務になる。
なぜ生徒会選挙がこうもあっさり終わっているのかというと他に立候補がいないせいで、結局流れで決まってしまった。
そして、愛理さんが生徒会長、俺と紀里が副会長ということになってしまったのだ。
他のメンバーは瑠璃、灰羅、美雨というまあうん身内だらけ。
元の生徒会メンバーはというと生徒会選挙で滅茶苦茶言われて、やめていった。
国会のヤジ飛ばしてるのと同じような光景でまあまあ酷かった。
実際俺は特に気にしていなかったのだが、というか気にする必要がなかったのだが、かなり部費を削ったり、去年の文化祭の予算を削ったりと酷かったらしい。
そこら辺は教師や事務がやるものだと思っていたのだが、どうやらこの学校は生徒会に全部を任せているらしい。
「まあ自己紹介は要らないですよね」
「そうだな」
「方針は……私のしたいことをやるということで」
愛理さんの発言に全員顔が引きつっていた。
愛理さんのしたいことをやるということは少なからず規模がでかくなるということ。
そして金がクソほどかかるということ。
その両方をこの場にいる全員が分かっている。
「どうやら予算は腐るほど余っているみたいなので全部使っちゃいましょう。まああと知りませんけど急に予算が増えるかもしれないかもしれないので、それも使いましょう」
「怖すぎる」
「まずは部費増額、そして次の文化祭に向けて準備を始めましょう」
「文化祭はまだ早くないか?」
「今回は面白いことを考えていてですねー」
嫌な予感がする。
「私が前通っていた桜坂高校と合同で文化祭をやろうという……どうですか?」
「それはまた……よしやるとしても場所はどうするんだ?」
「こっちのグラウンドと野球場も開放すればかなりの広さになると思いますよ。あと住宅街までの道の使用許可ももう取ってありますし」
「行動が速すぎる。向こう側の返事は?」
「かかってこいや喧嘩上等という感じですね」
向こうも向こうでなんでそんな乗り気なんだよ。
これからの生徒会がどうなるか頭を抱えるほかないのだが、色々と楽しそうではあるか。
まあまずは引き継ぎの作業があるので、大量にあるファイルと資料を睨めっこ。
見た感じ大方まとめられているのだが、どうも抜け落ちている部分が多く、他の資料、予算と比べている。
次へ次へと出てくるので、取り合えず新しい帳簿を作っている。
「ひどいなこの年、横領されてるだろ」
ごまかしなどなくごっそり消えている。
大分前の物なのでもうどうしようもないだろうが、かなり持っていかれている。
「樹さん仕事早くないですか?」
「まあ、色々とやってたからな」
主にREVIAでこき使わされていた時だが。
流石にあの頃に比べたら、電卓打つ速度も書く速度も圧倒的に落ちてはいるが、それなりにはできる。
「私、部活周って部費の相談してきます」
「灰羅ついてってやれ」
「はい」
「私は~?」
「美雨は事務に過去の予算案貰ってきてくれ。ないんだったらいい」
「りょうかーい」
思っていたよりも帳簿が合っていない。
多分前回の生徒会は合わない分を何とかしようとした結果部費を削る決断をしたのかもしれないが、結局金が余ってしまった。
今日一日では何とかなるような量ではなかったので、何日かに分けないとだな。
「樹さんが仕事してる……」
「愛理さんにこれ以上負担を掛けるわけにはいかないんでな」
「雪上家に嫁いでも大丈夫そうね」
「いや無理。だって規模違うだろ」
普通に億単位の金がポンポン動いてそうで怖い。
段々価値観がバグるのかもしれないが、流石に怖すぎる。
「樹さんには働いてもらいますよ」
「嫌だ」
「少なくとも表に出ることにはなるのだから、知識はつけておきなさいよ」
お嬢様二人からアドバイスをもらっているが、俺はそういう世界に生きたことがないので、どうしたものかと悩むばかりだ。
少なくとも礼儀作法はつけておかないとだな。
最近愛理さんが家で少しずつ教えてくれてはいるが、付け焼刃という感じが駄々洩れだと自分でも感じる。
「まあ樹さんは私のご機嫌取りしてれば私が全部なんとかしますよ」
そう言われると全部任せてしまいたい気もするがそういうわけにもいかないだろう。
「愛理、こっちの手伝いしてくれないかしら?」
「私は樹さんとイチャイチャする」
愛理さんが紀里のことはよそにして、俺の横に座りくっついてきた。
この状態で仕事するならだいぶ楽だな。
生徒会だけじゃなくてこれからもこの状態で仕事できるのなら大歓迎だ。
殊の外、生徒会の仕事は順調に進んだ。
流石に一日で終わることはなかったが、一週間しないうちに引き継ぎと補正は終わり、愛理さんの言う文化祭に向けての計画が始まった。
今回の文化祭の関門というか難所は、やはり他校との合同になる点だということだ。
お互いの顔合わせまでに案を集めておいてほしいという向こう側からの要望があって、取り合えず全校に何がしたいのかを訊き、案を集めた。
そして顔合わせは今日になった。
ぎりぎりで案は全て集まり、まとめ作業も終わった。
「やっぱり飲食は多いですね」
「向こうがどうかは分からないが、まあ飲食が多くなるだろうな」
「屋台のほうが良さそうですね」
「そうだな。教室は展示か……まあ喫茶店みたいなのか」
喫茶……というかコスプレ喫茶というのも存外案としては多く出ていた。
俺らのクラスからもそれなりに出ていたが理由はまあ顔いいのが多いし、メイド系をやるとして、二人もお嬢様いるし……
俺からしたら愛理さんにメイドのコスプレなんて冷や汗ものだ。
「向こうって数どれくらいなんだ?」
「一学年七クラスほどですね」
「多いな……」
やはりそうなると場所取り合戦になりそうだ。
向こうの出し物が何になるかによって配分も変わるし、取り合えずこっちで出来ることは限られてくる。
「向こう着いたみたいなんで、迎え行ってきます」
「愛理さんと紀里は座ってお茶でも飲んで待っててくれ」
「なんでですか?」
「二人がお茶飲んで生徒会で待ってる方が絵になる」
部屋入ったらお嬢様方がお茶飲んでて「待ってましたわ」とか言われたら普通に怖い。
あとはまあ普通に絵になるよな。
「出て来たはいいがどこへ行けばいいんだ?」
まあ玄関か。
そう思いながら玄関へ向かった。
玄関に着くと明らかに雰囲気の違うというか制服の違う人が三人立っていた。
「初めまして」
「こちらこそ初めまして」
「取り合えず案内させてもらうがいいか?」
「問題ない」
取り合えず生徒会室へ向かった。
しかし、なんというかお上品というか風格がいいとこの坊ちゃんという感じがする。
愛理さんが前に通っていたということは金持ち学校かもな。
そんなことを考えながら生徒会室の扉を開けた。
「ようこそ、待っていました」
愛理さんと紀里が優雅に茶を飲みながら待っていた。
うん、やっぱりこの二人を残したのは正解だったように感じる。
間違えて貴族の茶会に来た感じがする。
俺が呆気に取られてる中、桜坂高校の生徒会一同は大して動揺もせずに、部屋の中に入っていった。
俺も急いで入って紀里と対になるように愛理さんの横に着いた。
「では、自己紹介を。生徒会長を務めている雪上愛理です。本日はようこそお越しくださいました」
「副会長を務めている有坂紀里よ」
「同じく副会長。神崎樹だ」
こちらの自己紹介は終わった。
「桜坂高校生徒会、生徒会長、櫻祇一夜だ」
「副会長、藤崎雲雀ですわ」
「書記、鶯生刹那です。本日はよろしくお願い致します」
櫻祇……櫻祇……
なにか引っ掻かかる。
どこかでその苗字を聞いたことが……あ。
思い出したがこれは愛理さんに説明してもらわなければならない。
「櫻祇」前、愛理さんが他の財閥家について話してくれた時に出ていた名前だ。
俺が気づいて愛理さんのほうをチラッと見てみると俺をからかう笑顔が出ていた。
「桜坂の企画案はありますか」
「刹那」
「はい、こちらが企画案です」
「ありがとうございます。まあ予想はしていましたけど……樹さん見ます?」
俺は愛理さんから桜坂の企画案を見せてもらった。
なんというか発表会だなこれは。
堅苦しいったらありゃしない。
「これならまあうまいこと割り当てはできそうですけど」
「合同にする意味はさしてないな」
「これだから金持ちどもは……とは思いますよね」
愛理さんがそれを言ったらおしまいだ。
愛理さんから聞いたんだが、桜坂高校は所謂金持ちの子供が通うところらしい。
この事を知っていた愛理さんと紀里は企画案が淡泊なものになることは、明白だったのか来る前から予想はしていた。
「そこでだ。我が高というよりか私個人の考えだが、そちらのクラスと合同もしくは、グループ分けはどうだ」
「そうですね……こちらの方は問題ないでしょう……しかし、問題が出るとすれば、桜坂の方でしょうね」
多分恐らく衝突が起きるだろうな。
生徒同士だけならまだしも、金持ちの親が色々と言ってきそうだ。
「そこはなんとかしようと言いたいところだが、心もとない。雪上の名を借りたい」
「まあ保護者説得にはいい切り札になりえるでしょうね。問題ありません」
「感謝する。あとの用件は、他の日程を固めておきたい」
そこからも櫻祇と愛理さんの独壇場だった。
省かれているというよりかは俺たちは一切入れなかった。
紀里と藤崎だったかはずっとお茶飲んでるし、鶯生とやらはずっと動かないし、俺は何をすればいいのか分からず、ただ聞いているだけだった。
真面目モードの愛理さん凛々しくてこれはこれで好きだ。
「では、今日はここらでこの話は終わりとしよう」
「疲れました」
話が終わってすぐに出していい言葉じゃないと思うぞ愛理さん。
「今回は短かったですわね。愛理様が桜坂にいた頃はもっと長く続いていましたのに」
「久しぶりにこんな面倒くさい相手と話したので、だんだんやる気が失せました」
「面倒くさいとは心外だな。凛ヶ丘に移ってだいぶ庶民的に変わったようだな」
俺の中で今謎の警戒レーダーが発した。
「面倒くさいですよ。私のこと狙ってる男なんて。というかさっさと諦めてくれませんか?私、樹さん一筋なんで」
俺の嫌な予感レーダーは当たってた。
櫻祇一夜は愛理さんのことが好きらしい。
「私は君に負けたようだね樹君」
「俺は愛理さんの奴隷なんで」
「だそうだけど、どうなんだい?」
「まあ私から離れたら多分野垂れ死にますねその人」
櫻祇の顔が少し引きつってる。
本当に愛理さんが居ないと俺は生きていけないくらいには、堕落したというか堕落させられたというのが正解だろう。
「私も許せません」
今までほとんど動かなかった鶯生が動いて喋った。
「そういえば君は愛理のことがなんだったか……推しなんだったか?なんでうちで使用人しているのか不思議に思うのだけど」
「推しは外から見るのが一番です。して、樹とやら私は許しません。私たちから愛理様を奪ったことを」
こいつ多分過激派だ。
今まで沈黙キャラを見せていたが俺にはわかる。
こいつ多分推しと久しぶりに会えてというか見ることができて、歓喜のあまり何も考えられなかっただけなんだと。
しかし、私たちというのは一体……
「樹さんに説明すると桜坂には派閥があって、雪上派と櫻祇派とか雪櫻派とかいろいろあったんですよ」
なるほどな。
そしてこいつは雪上派に属しているわけか。
しかし雪櫻派は撲滅しなければならない。
正直俺と櫻祇一夜じゃ普通に考えて勝ち目がなくて俺今かなり自信失ってるし……
取り合えず雪上派を黙らせよう。
「なあ、ちょっと一瞬話し合いしないか?」
「はい?」
俺は鶯生と端にずれ小声で話し始めた。
「仲良くしたいと思ってるんだが」
「無理です」
「そういうと思ってこれをやろう」
俺は俺の秘蔵の愛理さんフォルダーから一枚、愛理さんのポニーテール姿の写真を見せつけた。
「んな!?こ、これは……はっ!?ゆ、誘惑されるわけには……」
「じゃあやらん」
「なぁっ!?そんな殺生な……」
「これもやろうと思ってたんだけどな」
愛理さんの寝顔姿の写真を開いた。
隣で固まった石像が出来上がってしまった。
「樹さん……いえ、樹様。私にその写真を譲っていただけないでしょうか」
「これから仲良くな」
「はい!あ、ちなみに私はカプ厨ではないので、恋愛に関しては特になにも思っておりません。ただ取られた恨みが……もうなくなりました。これからもたまに本当にたまにでいいので写真を送っていただけると何卒ありがたいのですが」
「勿論だ」
手を取り合い仲良くやるのが俺の本望だ。
話し合いは終わった無事平和的に。
「樹さん?なんの写真渡したんですか。というかどれだけ撮ってるんですか……」
「それは内緒だ」
「む、今度樹さんのスマホの中勝手に見ますからね」
「愛理さんだって俺の写真溜め込んでるだろ。お互い様だ」
愛理さん最近は堂々と写真を撮るようになったが前はかなり姑息に毎日撮っていた。
鞄の中に光が見えた時俺は恐怖した。
「私抜きで話し合う……というか惚気合うのはやめてほしいのだが」
「というかさっさと雲雀と付き合えばいいじゃないですか。雲雀好きなんでしょ?」
「なななななあああああっ何言ってるのよ貴方っ!」
「私は愛理がこの世で一番美しい可憐な乙女だと思っているんだけど?」
やっぱ俺こいつ嫌い。
というか人前で堂々と恥ずかしいこと言うし、目の前でばっさり振ってるしなんだこの地獄は。
「修羅場を作るくらいなら帰ってくれるかしら?」
「有坂さんは辛辣だね」
「ちなみに私は愛理側につくわよ」
頼むからこれ以上話を広げようとしないでくれ。
これ以上長引くと面倒くさいというか愛理さんとあの男が喋るのが嫌なので帰らせた。
「愛理さんなんでこんな面倒なことになるのを黙ってたんだ」
「いやー樹さんにはいい刺激かなって」
「愛理さんと紀里でお腹いっぱいだ」
俺の周りなかなかに濃い奴が揃ってるおかげで全マシマシのラーメンみたいなことになってる。
「これから忙しくなりますねぇ」
「愛理さんのおかげでな」
愛理さんが生徒会長になるなんて思ってもいなかったし、なったらなったで楽しんでるし……
周りは愛理さんのわがままに振り回されたばかりだ。
一通り片付けてから愛理さんと一緒に帰った。
「あ、夕飯どうします」
「今から作るのか……手伝おうか?」
「外食でもいいかなって思ったんですけど」
愛理さんと外食することは中々ないが、一つ大事なことがある。
愛理さんが連れて行く先の店、大体高級料理店ばかりで料理の味がしない。
美味いのは美味いんだが、場違い感があってなぁ……
俺が悩んでいると愛理さんが、
「別に普通のファミレスとかでもいいんですけど」
「愛理さんの飯のほうが美味いからなぁ」
「嬉しいですけどこれじゃあ決まりませんよ」
愛理さんは微笑みながらも呆れたような顔をした。
「そういえば、今度錬弥さん達と皆で食べに行くって言ってたし今日はやめておくか?夕飯作るの手伝うから」
「んーそうですね。そうしましょうか」
結局そのまま家に帰り、愛理さんと夕飯を作った。
愛理さんと料理を作りながら、雑談していた。
「樹さんって料理するの好きですか?」
「んーどうだろうな。考えたことないな。愛理さんは?」
「私は、料理が好きというより樹さんに食べてもらうのが好きですね。じゃなかったら毎日作りませんもん」
可愛い。
これからも愛理さんに感謝しながら毎日食べよう。
「料理食べてる時の樹さんで言うなら、私の鯖の味噌煮食べた時の顔が一番好きです」
「あれは絶品だった」
正直これまで食べてきた味噌煮が本物じゃないかと言いつけるかのような美味しさだった。
あの時顔の表情筋が過去一使われた気がする。
「また作りますよ」
「頼む。あれは年一でもいいから食べたい」
「作り甲斐がありますねー」
愛理さんに連れていかれた高級料理店で食べた料理よりああいう庶民的な料理のほうが俺の舌に合ってるんだろうな。
いつも愛理さんに豪華な飯を用意してもらってるおかげでだいぶ庶民的という感覚が狂いつつあるが。
今日は、筑前煮だ。
愛理さんの摩訶不思議錬金術で野菜は柔らかいし、味も染みてる筑前煮だ。
「いただきます」
俺は筑前煮のレンコンを口に入れた。
絶妙な歯ごたえと味の付き方。
美味いがいつも愛理さんが一人で作るものと違うのか違和感がある。
俺が違和感を感じていると愛理さんもそれに気づいた。
「やっぱり樹さんと私じゃ切り方の違いなんでしょうかね?全然違う料理ですよね」
「なんでだろうな」
俺が今日手伝ったのは野菜を切るぐらいなんだが、愛理さんが一人で作る筑前煮とは分からないが何かが違う。
ただ味の付き方とかは一緒なんだよな。
「うーん、でも普通においしいですし、樹さんが手伝ってくれた料理なんで私のより美味しいです」
「それはない」
「樹さんが作った料理のほうがおいしいんですけど」
正直俺と愛理さんじゃ格が違い過ぎる。
どうしても勝てないが、俺が毎日飯作らなくていい理由になるからこれでいい。
雑談しながら愛理さんと夕飯を食べた。
「なあ、愛理さん。櫻祇のことどう思ってるんだ」
「樹さんが嫉妬してる……うーん、ずっとあんな感じなんで別に何とも思わなくなりましたね。別に好きじゃないですし」
「そうか……」
「なんですかー?樹さん不安なんですか?」
「まあな」
正直勝てる要素なんか一ミリもない。
「じゃあさっさと襲って結婚してください」
「正直凄い焦ってるからそういうこと言わないでくれ」
「言葉が淡々とし過ぎて、微塵も焦りを感じられないんですけど」
内心愛理さんが取られるんじゃないかって焦り散らかしてる。
まあ愛理さんのことだからと思っていられるような話でもないしな。
「首輪でもつけましょうか?」
「冗談でも言わないでくれ。愛理さんに首輪をつける前に俺の首が飛びかねん」
愛理さんが良くても雪上家が許さないだろうし、社会的にも大変よろしくない。
「樹さん以外好きになれないんで、嫌ですけど樹さんが浮気しても許せるぐらいには樹さんラブなんで嫌ですけど」
「寛容にもほどはあるべきだと思うぞ」
俺は愛理さんに浮気なんてされたら塵になって消滅してもおかしくないほどに心が狭いからな。
「まあ何はともあれ大丈夫ですよ」
文化祭まで不安は残る。
今度錬弥さんに指輪の進捗でも確認しておくか。




