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ご安心プラン-チートスキルとドラゴンレーダー-

 チートスキルって何だ?よくわからんけど体が軽い。


「どう?試しジャンプしてみなさい」

「はい。 えええっ!!」


 軽くジャンプすると2m程垂直ジャンプ出来てしまった。まるで野生の動物のような跳躍力・・・。

 

「森の奥を見てみなさい」

「鹿がこちらを見ています」


 その気になれば猛禽類のような視野で見ることが出来る。見える世界がまるで違う。今までよりも鮮明に精密に世界が広がる。


「これは一体なんですか?」

「ウィンドウを念じてみなさい」

「う、ういんどう?」


 ヴォン。正面に正方形の図形が出てくる。恐る恐る図形を触ると使用方法が浮かび上がってくる。

 イリア嬢には見えていないらしい。イリア嬢から見ると、虚空に対して指をチョンチョンする不審人物。挙動はキチ◯イ。


「とりあえず、そこの狼とオウルをあなたに登録しておいたわ。強くなりたければ動物なりモンスターをテイムなさい。そうすればどんどん強くなれるわよ」

「テイムはどうやるんですか?」

「いつも通りのやり方で出来るわよ。聞き分けの悪い子は物理で分からせなさい」


 女神様が言うと重みが違う。神の威厳ってやつだ。

 積極的に事を構えたいわけではないからチートスキル(使い魔100匹出来るかな)があれば道中安全だろう。後は俺が驕るようなことなければイリア嬢の安全は担保出来るはずだ。


「破片がどこにあるかの目星はどうやってつけますか?流石に闇雲に探して見つけられる自信はないですよ」

「ドラゴンレーダーを授けます」

「「ドラゴンレーダー?」」

「破片がどこにあるのか何となくわかる能力タレントです。イリア前にきて」

「うん」


 先程と同様に女神ウラニア様がイリアに手をかざす。するとイリア嬢も光に包まれる。


「破片がどこに念じてみなさい。何となく場所がわかるはずよ」

「うん・・・」


 胸元で手を組んで祈る。するとまたイリア嬢が光出す。

 あっちの方にある。東の方角を指差す。


「最初は何となく方角。破片と近づけば近づく程より鮮明なイメージが浮かぶから定期的に試してみなさい」

「破片は何個散らばったんですか」


 流石に破片が数百個散らばってるとかだと無理だぞ。


「指輪サイズのエメラルドを4つ拾ってくる。これならやれそうな気がしない?」


 こちらの考えを見透かすかのような笑み。実際そうなのかも知れない。


「ええ、道中の安全を確保するチートスキル。破片の座標を示すチートスキル。いけますね」

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