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女神様対面-チートスキル授与-

「御神体、砕けちゃってる・・・」


 イリア嬢と相棒(使い魔)あるある話をして打ち解けた俺達。

 現地到着したと思ったらこれだよ。石像だったものが膝から下を残して粉々に砕けている。残った足回りから推察するとケープのようなゆったりとした衣服の痕跡が識別出来る。元々は女性の石像があったようだ。後、御神体という単語滅茶苦茶気になる。やっぱりそういう御方なのかな。お姉ちゃんって。

 ポカンとするイリア嬢。とりあえず村長ブライトンさんに状況を伝えに戻った方がよくないか?


「イリア、ヤッホー」

「あっ、お姉ちゃん」


 緩い挨拶とともに後光がさした美人の女性が登場する。

 比喩表現抜きで女性と周辺が光り輝いている。まるで次元が違うというように。

 平服するウルフ、俺も平服しそうになるのをグッとこらえる。


「今日は珍しいわね。殿方がいるなんて」

「うん。パパに連れてくるように言われたの」

「殿方、名前を教えてちょうだいな」

「アークです」


 イリア嬢の肩に止まっていたオウルが鳴く。


「なるほど。オウルの怪我をアークが直してくれたのね。感謝するわ」

「たまたまです。たまたま。・・・ところでお名前を伺ってよろしいでしょうか」


 過去の俺ナイス。もしかして俺、非常に危うい?覚悟を決めて名前を伺ってみる。


「ウラニアよ。周りから女神と言われているわ」

「失礼しました!」


 平服する俺。


「うふふ。気にしなくていいわよ。さぁ、アーク立って」

「・・・はい」


 少し躊躇して起立する。体が強張っているのがわかる。


「お姉ちゃん、御神体壊れちゃってるけどいいの・・・?」

「んー、よくないわよ。そうね、イリア、破片を拾ってきて」

「どういうこと?」

「私の石像壊れちゃったじゃない。大陸中に飛び散っちゃったから拾ってきてほしい。集めてきてくれれば私が治すから」

「分かった」

「良い子ね。アーク、あなたもよろしくね」

「えっ!?」


 さも当然と言うように俺に依頼する女神ウラニア様。


「まさか、イリアを一人で行かせる気?男の子でしょ。女の子守るのが義務じゃないの?」

「いや、まぁそうですが・・・」

「何か不満があるの?」

「同伴するのは構いませんよ。ちょうど俺暇ですし。でも俺がイリアちゃんを守りきれるかは自信ないっす」

「じゃあこうしましょう。私があなたに力を授ける。これならイリアを守れるかしら」

「そうしてください。守れって言うなら守りますよその代わり万全を図りたいです」

「うん、いいわ。アークで決定!」


 女神ウラニアが俺に手をかざすと、俺の周りがキラキラ光る。みwなwぎwっwてwきwたwww

 脳内に声が流れる。


<チートスキル「使い魔100匹出来るかな」を取得しました>

<チートスキル「オラに力を」を取得しました>

<チートスキル「お前達も強くなれ」を取得しました>

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