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42話目:告白

奴隷商から帰って宿に戻り、夕飯を食べた。この宿は、夜には酒場となり、夕飯も食べれるのだ。今夜は、奴隷解放のお祝いもかねて、ちょっと豪華な夕食になった。



夕食後部屋に帰り、僕は決意していたことを実行に写そうと思った。それを思うと、そわそわと落ち着きがなく、まわりをぐるぐる見回してしまう。挙動不審で、危ない人みたいだ。



ま、まあ、今回、何をするかというと、実は七海に告白しようと思うのだ!



七海がきて、1月くらい一緒に過ごし、だんだんと好きになっていった。七海は純日本人といった容姿で、長い黒髪のかわいい子だ。日本に居た時は、眼鏡を掛けていたが、今はなくしてしまったのか掛けてはいない。僕は黒髪が好きだ。今時の茶髪の子とかより、こっちのほうが僕の好みなのだ。もちろん容姿だけじゃなく、趣味も合うし、話も楽しい。それに何より、七海は僕の趣味を理解してくれるのだ。日本に居た時から、唯一理解してくれた女の子だった。



それで、今回この奴隷解放がうまくいったら、その勢いで告白しようと画策していたのだった。




「あ、あの、七海サン。ちょっと話があるんデスガ…。」


「え?どうしたの?なんか、変だよ?」


「じ、じつは…。」


「う、うん…。」


「・・・。僕は、七海の事が、す・・・。」


「す?」


「す、・・・すいか食べたいねー。」


「へ?・・・すいか…。」



あーーー!恥ずかしすぎるーーー!!漫画とかのヘタレの気持ちが嫌というほどわかるーー!と、とにかく、スイカを出して誤魔化して、えっと何してたんだっけ?



「誠二くんスイカが好きだったんだ。」


「そ、そそそそそうなんだ。やっぱ、日本人といえばスイカだよね?」



その夜は、スイカを出して食べた…。七海も微妙な顔してたけど、どうもこういうのはヘタレな僕にはハードルが高かったようだ。つ、次こそは、きっと好きって言うぞ!と決意して、その日は眠れない夜を過ごした。




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あ、あれって、やっぱり告白だったよね?なぜか途中でスイカに変わったけど、たぶんす、好きって言おうとしてくれたんだよね?



なんか、両想いとわかったら嬉しくなってきた。いっそのこと、こっちから告白しようかな?で、でも、もしかして、本当にスイカの話だったら、そ、それは、勘違いで恥ずかしい羽目になるし…。



あーーー!そう思ったら、急に恥ずかしくなってきたーーー!



なんか、机にスイカ出してきたし…。やっぱり、すいかの話だったのかな…?それは、それでがっかりとか…。


いつかは、私から好きって言おう。と決意して、その日は眠れない夜を過ごした。




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次の日、なぜか2人とも寝不足な顔で起きてきた。昨日はいろいろ考えすぎて、けっきょく寝たのは夜遅くになってからだったな…。まあ、今日からは船で移動する予定だから問題はないか。



そう、今回は移動手段として船を使う旅なのだ。ランダの街では探していた本は無かったのだが、どうもシローア帝国には大図書館があり、かなりの書籍が閲覧できる施設があるのだそうだ。なので、今回は思いきって帝国まで足を伸ばそうと考えたのだ。


そこで登場するのが、シローア帝国とイータ王国を結ぶ連絡船だ。この船は、二つの国を流れる運河で繋がっており、二つの国の流通の要になっているのだ。


そこで、今回はこれを利用し、時間の短縮を計ることにしたのだ。普通に陸路でいくと、3日くらいかかるところが、船だとランダの街から、わずか1日でいけるのだ。



「そういえば、船に乗るのって初めてなんだよね。」


「へー、そうなんだ。私も初めてかな。ちょっと楽しみだよね。」




と、喜んでたのは乗って数十分てとこだったかな…。正直あんまり覚えてない…。



2人とも船は初めてというだけあって、最初は景色を見たりしてキャッキャッウフウフしていたのだが、すぐに川の魚のえさやりを始めてしまった。(食事中の方、すみません…。)



そんなわけで、シローア帝国に着くまで、ぐったりしていて、ついた後もすぐに宿で引きこもりその日は終わってしまったのだった。



帰りは陸路で帰ろうと、2人して誓ったのだった…。



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