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2話目:異世界アースディア

「ここは、アースディアという世界です。みなさんからしたら、異世界ということになるでしょう。そして、ここはラーシア大陸のトウキ王国という国にある施設です。」


と、急に異世界だと言うこの白ローブの人。

そう前置きすると、ローブのフードをめくり、顔をだした。中身はただのおっさんだった。おそらく、40くらいのみごとに禿げあがった人だが、言ってることが中二病くさい。声からして、さっき僕を案内してくれた人だろうか。


ここが異世界だというのなら、疑問はいっぱいあるが、まずなぜに僕らが召喚さえたかということだ。しかも、こんなに大人数で。



「なんで、俺らが召喚されたんだよ!」


どうやら同じことを考えてた奴がいたようで、おっさんに質問していた。

ナイス!聴く手間がはぶけた。


「それは、神の御業みわざなので、選定の理由は私達には測りかねます。」



なんて無責任な発言をするもので、クラスの男も切れかかっていたが、白おっさん(名前がわからないのであだ名)がなにか微妙な顔をしていた。

おそらく、何か知っていそうだが、俺たちに話したくないのだろう…。気にはなるが、ここは黙って続きを促そう。



それから続けて、


「あなた方を召喚したのは、じつは、あなた方に魔王を討伐してほしいからなのです。」




やっぱりそうきたか!勇者といえば魔王だしね。

ファンタジーの定番、魔王だ!


それを聞いたクラスのやつの反応は2つに分かれた。僕と同じで、ファンタジーというものに興味があり、興奮しているもの。逆に、分からないことへの拒否反応で顔をしかめるもの。


まあ、いきなり魔王と戦えと言われても確かに困る。平和な国に生まれた者からしたら、戦いなんてとてもじゃないができるはずがない。


だがしかし、おそらくだが、僕達を召喚したということは、僕たちに超上の能力かなにかがあるということだ。こういうのは、よく小説とかででてくるチート能力が身に付くとかいうあれだろう!


・・きっと…。




「じつは、あなたがた異世界の勇者には、特別な力が宿るのです。」


ほら、きた!?特殊なスキルだ。

なんか、テンション上がってきたぞ。

オラ、わくわくすっぞぉ。



「それに、異世界人であるあなた方は、神より恩恵を受けていますので、常人にはおよばないような力が与えられるのです。例えば、他の者よりレベルの上がりが良かったりするので、ある程度の魔物など相手にもならないでしょう。」



おぉ、異世界人、何げにスペックが高いんだな。


「しかも、勇者はわれら教会の保護も受けられます。各地でのサポートもできるので心配はありません。」




まあ、そうは言っても、異世界に耐性のないやつからしたらひどい話だけどね。案の定、何人かがくってかかっているが、ここでひとつ疑問に思ったことを聞いてみた。


「ところで、あんたらの都合で呼び出されて、自分達には何のメリットもないんじゃないか?」



白おっさんはそれに、魔王を倒せば、英雄として祭り上げられるとか、そして、地位と名誉もほしいままだと答えた。正直、俺ら高校生には魅力をあまり感じないことだが、何人かの男らは鼻息を荒くしていた。おそらく、美女をはべらす姿でも想像しているのだろう…。


確かに、僕もあまり興味がない報酬だよ。こっちでのんびり暮らしてる方が性にあってる。


すると、そんなことに興味ないやつが、どうでもいいから元の世界に返してくれと言って、白おっさんに詰めかかっていた。


「すいません。それはできなのです。皆様には大変もうしわけないのですが…。ただ、まったく方法がないわけでもないのです。」


「それは、どんな方法なんですか?」


「じつは、この召喚にはたくさんの魔力を必要とし、数百年の月日がかかるのです…。ですが、魔王を倒せばなにかしらの方法が手に入るかもしれません。なにせ、魔王は巨大な魔力を持っていますから。それらの、魔法道具マジックアイテムもあるかもしれません。」


それを聞いて、うなだれている男子や、泣いている女子もいた。だが、まったく希望がないわけでもないようだ。




それから、落ち着いたころを見計らい、白おっさんはいろいろな疑問に答えてくれた。


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