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1話目:突然の異世界

「番組の途中ですが、臨時ニュースをお送りします。

今日午後1時40分頃、○○県の県境にて、バスの転落事故がありました。乗客乗務員44名が行方不明になっております。警察の情報によりますと、行方不明になったのは、△□高校の2年B組の生徒で・・・。」



そんなニュースがその日流れていたのだが、僕達はもちろん知る由もない。

なぜなら、その時にはもう、僕達はそこには居なかったのだから…。

そこといっても、事故現場のことではない。まさしく、この世界にという意味なのだが…。




僕達2年B組の生徒一同は、担任の教師とともに、○○県の山頂付近にある、仏像の見学に行くところだった。なんでも、戦国時代に建てられたという、かなりの大きさの仏像らしいのだが、正直、仏像なんて興味のあるやつはこの中にはいない。が、みんな楽しそうなのは、それが修学旅行という、高校生活の一番の行事だからだろう。


僕の名前は、村井誠二むらいせいじ17歳だ。どこにでも居そうな平凡を売りにしている男の子だ。

趣味も普通にアニメや漫画が大好きで、その辺の男達とたいして変わらないと思う。変わっているとこといえば、ちょっと少女趣味が入っているとこか…。なんせ、かわいいものが好きで、部屋の中はぬいぐるみであふれている。勘違いしないでほしいのだが、けっして男が好き人ではない。普通に女の子が好きな健康優良児だ。だが、そんな趣味がクラスに広まり、変に勘違いされ、彼女いない歴=年齢を維持していた。あと、同じ理由で、友達も少ないが、僕自身はいたって気にしてはいない。

全然気にしてないんだから!。




まあ、それはいいとして、僕達の身に突然起きたことを話そう。


あれは、ちょうど山頂付近のカーブに差し掛かった時だ、バスの目の前に急に対向車が飛び出してきた。運転手はあわててハンドルをきり、勢いあまってガードレールをつき破ってしまい、そのまま真直ぐに崖下に落ちていった。


バスの中が悲鳴であふれかえっていた。僕も落ちる衝撃に備え、椅子にしがみつき目を閉じていた。死んだのだと思った…。痛みも感じなく、目の前が真っ暗になったからだ。そして、そのまま意識がなくなった…。



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「ん・・、ん?」


気付くと、声が出ていた。痛みはない。


どうやら生きていたみたいだ。しばらく気絶していたのだろう…。冷たい感触の床でそう判断し、目を開けてみた。すると、クラスのみんなも無事で、どこかの石畳の上に寝ていたのだ。


どうやら、天国ではないらしい。といっても、バスの中でも、病院のベットの上でもないみたいだ。


僕は起きてまわりを確認してみた。まわりには、2年B組のみんなが寝ていた。何人かは僕と同じように起きてまわりを見渡していたが、自分達を囲むように白いローブを着たやつらがこっちを見ていた。



とりあえず何もしてきそうにないので、担任の先生を起こす事にした。こういう時、大人がいるのはありがたいことだ。


「先生、起きてください。先生。」


先生の肩をゆすって起こしてみたが、いっこうに起きる気配がない。そうしてると、まわりの白ローブ達が近づいてきた。ちょっとびびったが、もし殺すなら寝ているうちに殺すだろうし、害はないだろうと判断した。


そしたら、


「とりあえず、皆様が目を覚ますまでは別室で待機してください。」


と言って、どこかに連れて行こうとした。声からして男だな。顔はフードでよく見えないが、おっさんだろう。




「おい、なんだよ!ここは、いったいどこなんだよ!」


あっちでも同じことを言っているようだが、あちらはなにか揉めているようだった。俺としては別段危険を感じなったので、大人しくついていくことにした。





そして、ある部屋に通された。何の飾りけもない、普通の部屋だ。しいていえば、壁や床が木製でできた洋風な部屋といったところか。そこには、クラスの何人かもすでにいて、お茶か何かを飲み普通にくつろいでいた。


僕も同じように椅子にすわり、誰かに話しかけようかと思ったが、特に仲良くもないのでやめておいた。何人かは集まって話込んでたが、前にも言ったとおり、俺には友達が居ないので、話の輪には入れなかったのだ。


そのうち、しばらくしてまた何人か入ってきて、10人くらいになったとき、白ローブの人が一緒に入ってきた。


そして、ドアの前に立ちながら、ゆっくりと話始めた…。




「ようこそ、異世界の勇者達よ。」



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