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僕が天使だったとき

あの日のわたし、

あの日のあなた。

薄っぺらなアルバム帳。

いくつもの写真たちがそこにはいた。

あの頃僕は

何を思い、笑ったの?

みんなはなにを抱き、

そばにいてくれたの?

笑顔で写る、僕等のうしろへ 背後へ…

僕は記憶に想いを馳せていた。


まだ若き僕ですら

5歳児であったときが

純粋に輝いていたなと思える。

ほんの数個の感情。

あの頃は

複雑な感情なんか何も無くて

日々の一つ一つが本当に楽しかった。

鳥みたいに人も飛べるはずだって

信じてた。

明日がくるのが待ちきれなかった。


あの頃僕だって

天使みたいに笑えていたんだ。

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