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名もなきウタ
いつかの小話のシリーズ、です。
ある病室で
少年と少女は出会いました。
外はザーッと雨が降っていて、
時計はPM3:26をさしていました。
少女は歌を歌い、
少年はそれを聞いて涙を流しました。
そして少女はソラに還った。
二人はもう、
会うことはありません。
しかし、
少年は少女の歌を
少女は少年の涙を
忘れることはないでしょう。
He'll never forget her song.
She'll never forget his tears.
It's forever.