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人間論
忙しい心の内を、
何となく眺めてみた。
今日は、昨日読んだ本のせいで少し、ザワザワしております…。
喜怒哀楽の感情が
入れ替わり立ち替わりで
私の心を駆け巡る。
それは常にと言っていいほど
人の言葉によるもので
良いように思っていいものか
悪いように思っていいものか
私自身には全然わかりません。
嬉しさのあまり涙を流し
怒りのあまり人を傷つけ
悲しみのあまり絶望すら抱く。そして楽しさによって
人は幸せなのだと言う。
"幸せな時間"のあとは
どうにも物悲しくてなりません。
人はいつだって
傷付くのを恐れ
幸せを欲する。
当然のことなのでしょう。
人は結局
弱い生き物だから。
私も人間。
だから今日も笑い、幸せを感じ、誰かの言葉で不快な気分になります。
ただ、無意味な涙だけは流さぬように生きていく、と自分自身に誓ったのです。