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正しいと正しくないの間、道徳的でない自分が揺れ動く。

悪いことだとわかってる。人を憎むこと。

キライになること。


なくなっていい命はないと、そう思う。

熱く語ることはしない。

ただ、常識みたいに自分の中で横たわっているものだから。

深く考えることはしない。綺麗な言葉で論理づくようと必死になるし、ウソっぽいから。

ウソっぽい自分はキライだ。

いつも後ろめたさを引きずるようになる。

格好つけて進む分、向き合ってくれた人達を裏切ってるってことだろ。

そんな下らない人間になりたくない。

だけど時々思うのは、

人を殺めた者にも同じことが言えるのかってこと。

赤の他人が殺された時じゃなかったら。

私の身近な人がその人に殺されてしまったら。

私はその人を憎まずにはいられないと思う。

殺したくだってなるかもしれない。

そう考えると、

"なくなっていい命はない"なんてのは完全な綺麗事で、傷付いたことのない人が唱える、世間知らずの詭弁だ。

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