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It is アイ

無性に泣きたくなる。

叫んで、逃げ出してしまいたくなる。

だけど他人を傷つけられるほど腐っちゃないから、傷つくのはいつも――

息を止めて

1秒、2秒、3秒

足掻いても足掻いても苦しくて

また呼吸を繰り返す確か

ねぇ、ダレカ

泣き出す心臓の声きいて

傷だらけの右手から

その物騒なものはなして

ねぇ

怖がりな目でこっち見つつも 夢中でナイフ振り回す

カワイソウな君

ナイフの上から抱きしめる

「僕なんてキライだろ」


胸を貫けば

漏れ出した愛に怯えた


「キライだよ」


なんて、弱虫の戯れ事

屈折してしまった淋しい光線

受け止めたげる

もう、いいから

泣いちゃって

泣いちゃって


君はぼくの一部なんだから

愛さないわけないんだから


「ねぇ、僕のこと好きでしょう?」


いつか殺してしまった僕を

それでもひたすら抱きしめようか

身が裂ける思いに噎び泣きながら


たったひとりの僕を愛するために


一応……↓↓

君=僕 です。

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