表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/56

クロシロ

痛いのと、悲しいのと。

薄墨の空 湿った空気が

僕の頭を俯かせています。


後ろめたいことは無かった筈なのに

どうして僕は唇噛むの。


指の皮、引き裂いて

流れるシズクを見つめる無感動。

痛い、痛い。

感覚神経がそう言って泣くけれど。

ここんとこ、どうにも刺激に鈍いみたいだ。

悲しむべき場面からだいぶ遅れて涙は零れる。


夢の中で笑ったあの人たちの

顔も思い出せぬまま


行き先は何処かと、

愛してくれないかと、


震えながらでも口にすればよかった。


今がとても辛いのは、

だって、

そのせいでしょ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ