気がつけば、赤ちゃん
目覚めた時に最初に感じたのは、また光だった。
(あれ?オレって死んだんじゃ…もしかして、助かった?)
そう思いながらも宮人は、違和感を感じた。
何故なら、やけに天井が高く、周りには謎の囲いがあったからだ。
(怪我人にこんなもの必要か?天井たっか!)
(手が動かしずらいな、半身不随とかやめてくれよ?)
そう思いながらも手を動かそうとしていると、視界の端にとても小さな赤ちゃんの手が見えた。
(ん?なんだこの手。誰の手だ?)
そう思いながらもリハビリと考えて、手をグーパーグーパーしていると、その手も真似をする。
(もしかして………)
ある考えが浮かんだ宮人。
そのとき、ドアの開く音がして、誰かがはいってきた。
足音が近づき、金色の長い髪が見える。そして明らかに上質な素材で出来た貴族風の衣装を身にまとった女性はこちらをのぞき込み、
「&~@,0#=~>\%#♪/#Σ彡σวϖง?」
(あ、異世界だ。ここ。)
赤ちゃんとなった宮人を抱き抱える、金髪碧眼の美女は、美しい響きだが宮人にはさっぱり理解出来ない言葉を使っていた。
またドアの開く音が聞こえ、赤毛で、真紅の瞳をもつ男性がはいってきた。
これまたイケメンである。
察するに、この2人は夫婦だ。
そして自分はその息子だろう。
そこまで理解できた宮人は、あとのことは明日の自分に任せ、急激に襲い来る睡魔に身を任せたのだった。
短くてごめんなさい。
いやー、小説を書くって難しい!
でも楽しい!