文庫の表紙は可哀想(2)
私もこんなことがなければ文庫の表紙のことなんか考えなかったのだけれど。
このサイトを見ていたら太宰治の「人間失格」にアニメ柄の表紙を付けたら、売上が飛躍的に伸びたとかいうことが書いてありました。
時代が変化しているのでしょうね。
この小説に衝撃を受けた人は多いと思うのですよ。
書く以上は本当かどうか調べようと、検索してみました。
本当の話でした。しかも絵がいい。
文学的なことはよくわかりませんが、個人的な見解です。
ただ、グチを文学にしたのはこの人しかいないでしょうね。
みんな言いたいことはあるのです。あの時代にそれを言ってくれたのが太宰だったのではないかな。
時代が似ているのですよ。
若い方はネットで個人攻撃をするより第二の太宰を目指したほうがいいのではないですか。
だけどあの表紙。太宰さんは「へへっ、本が売れれば構わないよ」とか言いそうじゃない。
そういう人間的なところが魅力なのだと思うけど。
でも、三島さんは怒るだろうね。完