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雨の日
おもいつきです。
起承転結もなければオチも教訓もない。
短篇集的なアレですよ。
雨は嫌いだ。
なにもかもが嫌になるから。
あぁ、いやだ。
なにもしたくない。
全部、ぜんぶぜんぶぜんぶぜんぶ。めんどくさい。
明日なんて、来なければいい。
死んでしまえば、楽だろうか。
…いや、無理だ。
生憎、そんな度胸は持ちあわせていない。
ならば、いっそ、消えてしまおう。
存在ごと消えて、“私”を無かったことにしよう。
そうすれば、何も問題は無い。
消えてしまえば、いろんな面倒事から解放される。
お世辞、愛想笑い、気遣い、我慢、謙遜、常識。
そう思うと気が楽になる。
案外、いいかもしれない。
もう、疲れてしまったんだ。
明日なんて、来なければいい。
そんな思考と雨音の中、私はそっと眠りについた。




