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破界の魔王と吸血少女  作者: めらめら
第7章 最後のバーベキュー
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はじめてのデート?

「するとラインハルトさん、こういうことですか? 今回の事件の犯人は、異世界から現れた『怪物』がその正体だと……!?」

「はい、その通りです。皆さんが驚かれるのも無理のない話ですが、これは事実なのです」

 朝のニュースだった。

 TVT大橋アナの向けた質問に、シーナの祖父ラインハルトはうなずきながらそう答えた。


「犯()という呼び方もおかしいので、我々は『来訪者(ビジター)』と呼んでいますが……。ずいぶん以前から、この世界とは異なる次元に繋がる『ゲート』を通して、そのような特殊生物が現れる事象は世界中で報告されてきました。例えば、19XX年に南シナ海で起きた、豪華客船プリンセスサファイア号の全乗員消失事件は、海上に発生した『ゲート』と船が接触した事が原因と言われています。20XX年に韓国、ソウルで発生した巨大魚騒ぎは、事件の鎮圧まで100人以上の警察官と一般市民が犠牲になりました。同年にノルウェーの各所で目撃が報告された巨大な『トロール』も、同じく『ゲート』の発生によるものと考えていいでしょう。先日の御珠市のケース程、はっきりと観測できたケースはこれが初めてですが……」

 テレビのモニターの中で、もっともらしい顔をしながらそう説明する老人。

 テロップ画面には、御珠中央公園の上空で戦うシュンと赤猿シュタンゲの姿がはっきり映し出されていた。

 そして……


「ふ……ひ……ふ……! キ! キ! キ! キ……!」

 秋尽メイが、比良坂邸の広間で大画面テレビにかじりついて、おかしなうめきを漏らしていた。


「あ……あのさメイ? もう少し離れて見た方がよくね? ほら俺も……ニュース見たいしさ……」

 メイの背後から、恐怖で口元をヒクつかせながら、シュンが震え声でメイにそう話しかける。

 朝から恐ろしい事態に陥っていた。


 ―――シュン! ふああああああああん!

 ―――シーナ……


 モニターには赤猿シュタンゲの瓢箪から助け出され、一糸も纏わぬ姿のままシュンと抱き合うシーナの姿、

 それが遠巻きながら、テレビにはっきりと映し出されていたのだ。

 あまつさえ、


 ―――シュン。怖かったわ……でも信じとったで……

 ―――ツ……

 

 シュンに顔を寄せて、唇を重ねる姿まで!

 

「シュぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅうン…………!!!」

 メイが、緑の瞳に怒りをたぎらせて、ゆっくりとシュンの方を向いた。


「ひぃ! 違うんだメイ! あれはつい! シーナが生きてたから……安心してつい!」

「キス!!!!!!! 全国ネットで放送されてるし! 『ニヤ動』にもアップされてるし! 『サエズッター』でも拡散してるし! いったい何やってんのよあの痴女と!!!!」

 恐怖で頭を抱えるシュンに、メイが恐ろしい形相で迫って来る。

 シュンの襟首をつかんで、ヒステリックに彼の頭をブンブンするメイ。


 もう何度目の光景だろう。ニクトピアと御珠中央公園での戦いから二日が経っていた。

 テレビや『サエズッター』に映し出されるシュンとシーナの姿を見るたびに、メイはこんな状態になってシュンを責めるのだった。


 それでも、

 ス……。

 メイの怒りが下火になるのを見計らって、シュンはメイの肩に手をかけた。


「メイ。シーナを許してやってくれよ。あいつだって死ぬほど怖い思いを、どうにか我慢して戦ってたんだ。街の人と、お前を守るためにさ……」

 シュンはメイに、ゆっくりとそう言い聞かせる。

 シュタンゲの罠にはまったシーナ。

 彼女は死の恐怖に耐えながら誰かの助けを待っていたのだ。

 戦いでは常に気を張っていた彼女の安堵の涙と抱擁を、あの時のシュンは、受け止めてやらなければと思ったのだ。


「わかってるよ……そんなこと……! でもさ……」

「ん? でも……?」

 恨みがましい目でシュンを見上げながら、何かブツブツ言っているメイにシュンがそう訊きかえす。


「私には……その……! したことないじゃない……」

「したことないって、何を?」

「……キス」

 メイは頬をふくらませながら、ジットリした目でシュンを見つめていた。


「な……! メイ……!?」

 メイの言葉の意味を理解したシュンは、心臓がドキドキして顏がカッと火照ってきた。


「メイ……」

「ん……シュン……」

 テレビの前で向かい合った二人が、そのまま顏を寄せあった。

 メイの桜色の唇が、シュンのそれと触れ合う……

 と思ったその時。


「まぁったく。朝っぱらから何やってるのよ、2人とも!」

「わ!」

「母ちゃん!」

 広間の襖を開けて、呆れ声を上げたのはシュンの母ナユタだった。

 慌てて距離を置くシュンとメイ。


「物事には順番てものがあるんだから。メイちゃん。朝御飯の支度を手伝ってね。シュンは布団干しと、洗濯物をまとめておきなさい!」

「わ、わかりましたナユタさん!」

「わかったよ母ちゃん……」

 悪戯っぽく笑いながら2人に指示を出すナユタ。

 メイは慌てて跳びあがり、シュンは不承不承そう答えた。


  #


「カナタ。シュン。よく頑張ったわ。かっこよかったぞ!」

 あの戦いの後、比良坂邸で合流したカナタとシュンに、母のナユタはニッコリ笑ってそう言った。


「母ちゃん! 帰ってたなら、連絡くれよ!」

「そんなことより母さん……あたしたちの家が……!」

 唖然とするシュンと、悔しげな顏のカナタに、


「なに、家なんてまた建てればいいのよ」

 ナユタは涼しい顔でシュンとカナタを見回した。


「2人も、シーナちゃんも無事でなによりだった。色々落ち着くまで、私も社長(ボス)の家で世話になるわ!」

 そう言うなり、屋敷の広間に上がってそそくさと荷ほどきを始めたのだ。


「母ちゃんも……!」

「母さんも……!」

 シュンとカナタが、呆れて顔を見合わせた。

 そんなこんなで比良坂邸に居付いたナユタは、それからはまるで我が家のように、屋敷での炊事と洗濯をこなしているのだった。


  #


「……こうした凶悪な『来訪者(ビジター)』出現による被害は、昔から各国の治安機関の悩みの種でした。銃器や爆破による駆除は極めて効率が悪く、犠牲者が多数に上ることや、『来訪者(ビジター)』の肉体が死後蒸発してしまうため、事後の対策を立てることが困難だったからです……それで15年前から、日本政府とわが社の研究機関の連携が始まったわけです……」

 テレビからは、事件の詳細を説明するラインハルトの声が流れ続けていた。


 公園での戦い後、ラインハルトの対応は迅速だった。

 シュンとシーナの素顔が全国に晒されて、これ以上の事件の秘匿が無理だと判断した老人は、政府要人と報道機関に働きかけて、ものの1日にして魔物の存在を『公然』のものにしてしまったのだ。

 

「かねてから超心理学の研究にも投資を続けていた我々は、長年のフィールドワークから、いわゆる『サイキッカー』や『霊能者』と呼ばれる人々の一部に『来訪者(ビジター)』を撃退する能力を持つ人がいることを把握していました。彼らの協力を請い、『第六感』や『霊能』や『魔術』といった言葉で説明されてきた力をシステム化し、組織的な『来訪者(ビジター)』撲滅に利用できないかだろうか……そうして始まったのがこの『V計画』。そして彼が我々の計画の協力者……名前は『A』君としておきますが……」

 老人の声と共に画面に映し出されているのは顔にボカシの入ったシュンの姿。


 生放送の時はボカシなんて入っていなかったのだから、いまさら意味ないのに。

 シュンはいまいち実感が湧かなかったが、今や彼と如月家の人間は「時の人」らしかった。


 持って生まれた『勘』を武器に魔物と戦うことが出来る少年。

 『ヒラサカ・インダストリー』と政府の連携した『V計画』に情報を提供する協力者。

 御珠市に現れた魔物に偶然捕えられたラインハルトの孫を助けるため、自ら先陣を切って魔物を斃した『サイキッカー』。

 かなり強引な気がするが、それがシュンの『設定』であり、ラインハルトのシナリオらしかった。


「あーあ……」

 シュンはゴロリと畳に横になった。


 携帯には親友のコウをはじめ、沢山のクラスメートからの着信が殺到している。

 メールもひっきりなしだが、今のシュンは応える気になれなかった。

 母親から言いつかった仕事も、何だか気が抜けてしまったシュンには、すぐ手をつける気になれない。


 今日の比良坂邸は、いつもより閑散としていた。

 ラインハルトは朝からテレビに生出演。

 魔物の瓢箪に飲まれたシーナと、レギオンの直撃で全身を打ったカナタ。

 2人は昨日から念のために比良坂病院の精密検査で今日退院してくるらしい。

 ホタルはシーナの付き添いだろうか、姿が見えない。


 いま屋敷に居るのはシュンとメイ、ナユタとユウコの4人だった。

 それに加えてタヌキが1匹。


「それにしても……本当にこれで終わりなのかな……」

 シュンは天井の木目を眺めながら、ポツリとそう呟いた。

 シュンは昨日の事を思い返していた。


  #


「検出妖気、460,000YK。昨日より増えている……やはりまだ、あそこにおる……!」

 土曜日の昼。

 比良坂邸広間。


 ノートパソコンのモニターを睨みながらラインハルトが厳しい口調でそう言った。

 モニターに映し出されているのは広大な敷地内で鬱蒼とした蔦に覆われた集合住宅群映像。


 上空には、赤猿シュタンゲとの戦いで破損を免れ回収された青銀の鎧、推進器(スラスタ)から蒼白い炎を噴き上げた9体の魔甲レギオンが滞空していた。

 猿との戦いでその数を減じてはいたが、ラインハルトの計画に変更はなかった。

 魔甲レギオンを用いて敵の本拠地、『魔王バルグル』の潜伏する米軍基地跡『御珠トロポサイト』を直接叩こうというのだ。


「やれ!」

 魔甲プライムと魔采軍配(マサイコマンダー)が修理中のラインハルトが、パソコンから直接レギオンに指令を下す。


 ビューン……


 レギオンたちが空中から一斉に、崩れかけた集合住宅の一棟に突進を開始した。

 と同時に、


 ビュッ! ビュッ! ビュッ!


 風を切るような音とともに、建物の窓や壁にあいた穴から飛び出した銀色の刃物の様なモノが次々レギオンに命中して行く。


 ガチャン! ガチャン! ガチャン!


 刃物がレギオンの金属装甲を貫く。

 青銀のマシンがみるみる撃墜されその数を減じていく。


「墜とされてるよ! ハルさん!」

「大丈夫なんですか?」

 老人の傍らのシュンとメイが不安そうにラインハルトを見るが、


「問題ない……一体でも『命中』すればいいんじゃ!」

 老人が不敵な笑み。そして、ようやく、


 ズドン!


 奇怪な刃の雨をかいくぐり、最後に残ったレギオンが建物の壁面に激突。

 そのまま廃墟の内部に突っ込んだ。


「今じゃ!」

 ラインハルトが絞り切るような声でパソコンからコマンドを実行した。


 次の瞬間、カッ!


 魔捜ドローンから送信されて来たパソコンとテレビの映像が、一面真っ白な閃光に塗りつぶされた。


「「わっ!」」

 シュンとメイがモニターから顏を背ける。


「やったぞ、2人とも、命中じゃ!」

 ラインハルトが立ち上がり快哉を上げる。

 閃光が収まった後。

 画面に映し出されていたのは、その形こそとどめているものの、壁面の各所が焼けこげプスプスと黒い煙を上げた廃墟の姿だった。

 

「ドローン、侵入!」

 続いて老人が廃墟の上空に待機したドローンにそう命令を下す。

 同時にドローンのカメラが、閃光が炸裂した建物に接近、内部へとカメラを進めて行く。


「これは……!」

 カメラの映像を眺めて、シュンは息を飲んだ。


 元からそうだったのだろうか。

 建物の内部の床材は全て崩れ落ちている。


 壁面の内側は、外側と同様、一面真っ黒な蔦に覆われていて、建物自体が崩れかけた、巨大な一間のように見える。

 その建物の内に動く者は……何も無かった。

 床にも、壁にも、閃光に焼かれ、赤い炎をチロチロと上げた瓦礫と、蔦があるだけ。


「検出妖気、0YK。完全に消滅した……!」

 ラインハルトは満足そうにそう頷いた。


「ハルさん……今のは?」

「うむ。レギオンに搭載した最終兵器(リーサルウェポン)魔壊榴弾(マカイグレネード)じゃ! 妖気を持つ物体にのみ干渉し、内側から破壊する。妖魔を殲滅するためだけに造られた特殊爆弾じゃ!」

 首を傾げるシュンに、ラインハルトは得意げにそう答えた。


「じゃあ……やっつけたってこと?」

「メイを狙う魔王を……?」

 あまりに呆気ない結末に、目をパチパチさせるメイとシュン。


「まあな、昨日はあの猿にしてやられたが、計画通りにいけば、こんなもんじゃ!」

 老人はそう答えて、ニカッと笑った。


  #


 布団を物干し台に干して、朝食を終えたシュン。

 彼はまだ畳に転がってボンヤリしていた。


 何だか拍子抜けだった。

 彼女を守ると、メイの前で固く約束したのに。

 どうやらもう約束の大半は果たしてしまったようだ。


 シーナの祖父ラインハルトの力押しで。


「これから、どうなるのかな俺……」

 シュンは、左眼を覆った眼帯に手を遣りながら一人呟く。

 レイカの蛇に創つけられ、シュタンゲとの戦いで見開かれたシュンの目には、驚異的な視力が備わっていた。


 目を開けている間は、遠近あらゆる視界の詳細な情報が絶えず頭に流れ込んでくる感じだった。

 眼帯で塞いでいないと、とても日常生活などできない。

 そして、何より気に掛るのは……


  #


「シュン……あんた、その目……!」

 戦いの後、シュンと合流した姉のカナタは驚愕の面持ちでシュンを眺めていた。


「あ……!」

 カナタから渡された鏡を覗いて、シュンもまた驚きの声を上げた。

 見開かれたシュンの瞳は、元の黒とは異なる異彩を放っていた。


 まるでエメラルドの様な、深みのあるグリーンだったのだ。

 そう、まさに彼女と……メイと同じ色。


  #


「あの目……あの色……一体どういうことなんだ……?」

 シュンは訝しげに呻いた。

 テレビの映像は遠巻きで、シュンの瞳の色までは判別できなかった。


 シュンはまだ、自分の目の事をメイにもラインハルトにも黙っていた。

 何故だか知らないが、打ち明けるのに、ためらいがあったのだ。

 知っているは、あの場所に居たカナタとシーナだけ……。


「小僧……気が抜けとるな!」

 突然、シュンの耳元でそう呼びかける者がいた。

 タヌキのヤギョウだった。


「ヤギョウ……」

 シュンは上体を起こしてタヌキを見下ろす。


「なあ、本当に……その『バルグル』は死んだのかな?」

「わからぬ。人間の武器などに偉大な魔王が倒されたなどとは思いたくないが……あの威力なら或いは。それに、獣王があの場所から最後まで動かなかったという事は、既に何らかの深手を負っていたのかもしれぬ。だが油断するな、小僧!」

 シュンの問いにヤギョウもまた微妙な表情でそう答えたが、急に語気を強めた。


「仮に獣王が倒れたとしても、まだ『あの者』が残っているかもしれぬ……闇の森のリーリエ。あの下賤の吸血鬼がな!」

 厳しい表情でシュンを見上げた。


「リーリエ……レイカか……」

 シュンの顔が再び曇った。


 魔物をけしかけ、メイを襲わせたレイカ。

 シュンの左眼を創つけたレイカ。

 人ならざる者レイカ。

 彼女は今、いったい何処にいるのだろう。


「いずれにしても、魔王とその手下がみんないなくなれば、このミッションも終わりだな。ヤギョウはその後、どうするんだよ?」

 今まで戦いに精一杯だったシュンは、ふとヤギョウの行くあてが気になりタヌキにそう訊いた。


「うむ、そうなれば……」

 ヤギョウが、何やら言いずらそうに口を開いた。


「わしは魔影世界に戻る。姫様をお連れしてな……」

「メイを……! そんなの、駄目だ!」

 ヤギョウの答えに、彼の当初からの目的を思い出したシュンは声を荒げた。


 ヤギョウの目的は、祖国を取り戻すために人間界に落ちた魔王シュライエを探し、連れ帰ることだった。

 そしてシュライエが見つからなければ、魔王の子メイを……。


「そう固く決めておった。決意は揺るがぬ……はずじゃった。だが……」

 タヌキが苦し気な表情で首を振った。


「はず……だがって、何だよ」

「わからぬ。だが、何かが気になる。何かがおかしい。小僧、お前に訊いても詮無い事じゃが、姫様は本当に……」

 ヤギョウが相変わらず難しい顔。

 何かをシュンにそう言いかけた、その時だった。


「シュン。まだそんなところで、ゴロゴロしてるの?」

 ガラリと襖が開いて目を遣れば、立っていたのはメイだった。


 身に着けているのは、何処で用意したのだろう。

 普段は地味な私服のメイには珍しい、黄色い花柄のトップスとふわっとしたスカート。

 手にはフェルトのバッグ。

 何だかいつもと雰囲気が違う。


「メイ……」

 タヌキとの会話中で気持ちの整理がつかないシュンが、目をパチパチさせていると、


「ねえ、ちょっと一緒に……出掛けよう……」

「出掛けるったって……今日は屋敷に誰もいいないし、それにまだメイは……」

 少しモジモジしながらそう言ってきたメイに、シュンは戸惑った。


 今日は、シーナもカナタもホタルもいない、ラインハルトも。

 バルグルが死んだとはいえ、もし、外で何かあったら……レイカの手先に襲われたら?


「大丈夫……シュンと一緒だから。それに……ナユタさんも行ってきなさいって……。二人だけなんて、滅多にないから……って!」

「母ちゃんが!?」

 照れ笑いを浮かべて顔を伏せるメイに、シュンは驚きの声を上げた。


 ―――物事には順番てものがあるんだから!


 朝方、悪戯っぽい笑顔でそう言った母親の声が、シュンの頭の中で反復していた。


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