押門家の食卓
また前話加筆、改稿してます。
押門家の夕食。竜斗の叔母である衣里が手際よく料理を並べる。
「修太朗は未だ帰っとらんのか」
祖父の辰造が問うと、衣里が答える。
「兄貴は就職活動とか言ってたみたいだけど、飲んで来なきゃ良いんだけど」
「酔って帰ったら追放で良いよ」
竜斗は冷たく言い放つ。
「いただきます」
辰造、衣里、トオル、竜斗の4人で食事が静かに始まった。
「ヘィ、マム。エイギョウホウコクありまス」
衣里がインストラクターをしているフィットネスジムで体験レッスン希望のクラスメートがいることを説明するトオル。
「アトォミちゃんわヒップアップ、いもーとのミサキちゃんわバストアップしたいそーです」
「へぇ、可愛いの?その子達」
「イェース、ミステリアスでセクスィ」
(それ以上は余計なこと言うなよ、トオル)
ミサキのアプローチが過激な件とか話題にされるのが面倒な竜斗は落ち着かない。
トオルは竜斗にウィンクしながら続ける。
「ダンシにモテたいそでス」
「んん、解ったわ。健康的な色気ってものを教えたげるって言っといて」
衣里が胸を張って答えた。
「健康的って言えば、忍撫ちゃん立派になったわね」
確かに発育は良い。む胸とか・・・この話題もパスしたい。
「あんた達つきあってたりしないの?」
「してない」
今日メアド交換したけど。
「シノブちゃん、リュウトのヨメ・・・」
トオル余計なこと言うな。
「良いわね。私は賛成よ」
何だか変な汗が・・・また頭が逆上せた。
「ちょっとトイレ」
排尿で逆上せを冷ますのが癖になってるかも。
「竜斗、顔紅い」
衣里が面白がっている。
トイレを出るとトオルが待っていた。
「ヘィ、リュウト、ラッキィスケベェ」
手にしていたスマホを竜斗に見せる。
一昨日の、忍撫が竜斗に寄り添うシーンが写っている。
「ぃいつの間に?」
ラブシーンのように見える。て言うか、そうとしか見えない。
「ミサキちゃんとのもアリまス」
あの後ミサキが飛び込んで来たときのやつだ。こっちの方がヤバい。思い切り抱きついてる。
「こんな画像どうするつもりなんだよ」
また逆上せてきた。
「ショウライだれかユウメイジンなったらシュウカンシうりまス」
「パパラッチかよ」
「ドウガもありまス」
「マジかよ」
見たい。
「ただいま」
竜斗の父が帰って来た。
「知り合いにバイト世話してもらって、きょう面接行って来た。明日から仕事だ」
酔ってはいないようだが。
酔って女にだらしない父の、あの醜態を晒していた姿の記憶が無ければ、竜斗はもっと素直に女子に向かって突っ走っているかもしれない。
突っ走って行くキャラだったら女子は逃げているかも知れないが。
水曜日改稿するかも




