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主なキャラクター紹介

今回はストーリーの進展はありません。

キャラ設定レビューしつつ、補足的ギミックを加筆しました。

[ 押門(おしかど)家 ]

 竜斗の両親の登場は未だですが、名前だけ紹介しておきます。


竜斗(りゅうと)

 高校一年生。この名前は父親が「ドラゴン・ファイト」というゲームから採ったらしい。小中学校の空手の大会で常勝。最近は祖父から古武術を習う。背後の気配に敏感になるよう祖父に訓練され、見えない相手を探知(サーチ)する能力に目覚めつつある。


辰造(たつぞう)

 竜斗の祖父。空手道場の看板を掲げてはいるが、古流柔術の達人であり、古い呪術(まじない)の継承者。天地四方に結界を張る術や、邪気を祓う技を竜斗に伝承しようとしている。


修太朗(しゅうたろう)

 辰造の息子で竜斗の父。かつては空手の大会で優勝、格闘技イベントでも活躍したが、酒癖女癖が悪く、空手道場が流行らなくなってから放浪、いつ家に帰るか分からない。


安三(あみ)

 竜斗の母。酒乱で暴力的になる夫から逃れて実家に帰省中。義妹で親友でもある衣理に別居を勧められていた。


衣里(えり)(エリ・カーチス)】

 修太朗の妹(竜斗の叔母)で、安三の親友。国際結婚し渡米していたが、フィットネスのインストラクターとして脚光を浴び、凱旋帰国。安三に代わり押門家の家事を引き受けている。ハリウッドでカンフーのスタントに関わった経験もあり、今でも「空中三段蹴り」を演じることができる。


【トオル・カーチス】

 衣里の息子(竜斗の従弟)。押門家に下宿し、留学生として竜斗と同じ高校に通い、辰造から古武術を学ぶ。まだ日本語が辿々しく、オタク用語を使いたがる。母親の影響で派手なカンフー・アクションを真似たがる。


【ドクター・カーチス】

 衣里の夫でトオルの父。日本の古い文化を研究し、米国と日本を往復している。研究取材で来日したさい、武術の稽古をしていた衣里を見初めた。実はトオル以上に日本のオタク文化に詳しく、アニメとアニミズムに関して論考したりする。



[ 倉城(くらき)家 ]

 老舗旅館「倉城屋」の女将で「魔女」と呼ばれた倉城ミヨの一族。全員女性で生まれつき超常的な能力を持つが、父親や夫が居ない。


【倉城ミヤ】

 ミヨの娘。「鳥使い」の能力を持つ。自らの意識を烏や鳩に同調させ操ることができるが、能力を使い過ぎると自身の感覚や思考が鳥っぽくなってしまう。カラスを操った後は無意識に「くゎっ」と言ってしまい、娘達から「おカァさん」と呼ばれている。

 父親を知らずに育った。実は父となるべき男は精神に異常を来たし、ミヨと結婚せず別居。

 ミヤ自身が妊娠したとき、その子供の父となるべき男とは死別したと言う。胎内では双子が互いに向き合い、一人は後ろ向きだったのでアトミ、もう一人は逆向きでミサキと名付けた。


【アトミ】

 ミヤの長女。双子の妹とともに母子家庭で育った。生まれつき視力の劣る右目を前髪で隠している。学校では眼鏡をかけている。竜斗やトオルの同級生。トオルによれば妹より少しだけヒップが大きい。

 隠れた右目で過去を読みとる能力がある。読み取ろうとする対象に集中し過ぎると、その人物あるいは、その事物や場所に関わった人々の過去の感情に同調し、他者の過去と自己の現在との区別が曖昧になるせいで別人格が取り憑いたような混乱状態に陥ることがある。

 妹の記憶を読み取るのが得意だが、妹が異性を意識した男子に対し、自分も意識するようになってしまう。


【ミサキ】

 アトミの妹。姉とは反対側の目を前髪で隠す。トオルによれば姉より少しだけバストが大きい。学校ではアトミや竜斗とクラスが別。

 予知能力を持ち、直前に危険を察知するぐらいは日常的だが、その能力を発揮するところを竜斗に目撃される。彼女の隠された目が『魔眼』であると直感する竜斗だが、以来、互いを異性として意識してしまう。

 意図的に未来を予知しようとすると睡魔に襲われ、眠りから覚めると予知した内容を忘れてしまうが、忘れる前に姉が記憶を読みとることで予知を記録に残すことが可能。

 寝惚けて天然ドジっ娘キャラの如き振る舞いをすることがある。


【倉城ミク】

 猫っぽい幼女みたいな中学生。猫と話が出来ると言う。アトミやミサキの妹として育ったが、アトミ達は生まれる前に父親と死別したはずなので、少なくとも父親は異なる。その出生の秘密については、ある程度アトミが読み取っているのだが、未だ語られていない。ネタバレになってしまうが、彼女は死者の霊を猫に憑依させる能力がある。ただし猫好きな霊限定。魔力を補給するために裸で月光浴とか、画像化すると児ポと見なされかねない属性も・・・



[ 竜斗の先輩・同級生等 ]

 竜斗らが通う私立成木ヶ丘高校の生徒達。


矢的忍撫(やまとしのぶ)

 竜斗の幼馴染みだが一学年上の剣道部員。風紀委員だが木刀を携えている。教師や生徒達から信頼が厚い。

 竜斗が意識する異性の存在を知ると、「勝負させろ。勝ったほうが竜斗を婿にできる」などと言い出した。

 一人称『俺』の女子。後輩女生徒にファン多数。


【未登場キャラ】

 シノブ様ぁ~と、熱狂的ファンの後輩女子剣道部員。忍撫の依頼で同じクラスにいるミサキの身辺を探ることに・・・竜斗のクラスにも忍撫ファンの女子がいて、諜報活動?を行い風紀委員に協力したりするかも・・・?


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