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暴走BOYS  作者: Bくん
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20


美術室は渡り廊下を渡った先。芸術棟の二階にある。


美術の授業以外で生徒が出入りすることはほぼ無いのだが、前は美術部も有ったらしい。

俺が入学した時には既に廃部になっていたけど。


美術室には窓が多く、明るくて清潔だ。


それなのに何故かいつ来ても薄ら寒いものだから、この間委員長が、


『幽霊でも出たら面白いのに』

なんて恐ろしいことを呟いていた。


「あの、広瀬先輩」


「ん?」


「注意事項とか、あったりしますか?」


「ああ、藍ちゃんと接触するに当たっての?」


「はい」


「なんか、危険人物みたいに言うね」


広瀬碧が、隣でくくっと笑いを噛み殺す。


何だよ。

自分が面倒くさい人だって言ったんじゃないか。


「ほら、鍵が開いてる」



結局、問いには答えて貰えないまま美術室の扉の前に着いてしまった。



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