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暴走BOYS  作者: Bくん
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そうか。

こいつは、そういう奴か。


裏社会でのしあがって、結果、育ての親まで食っちゃうようなタイプの奴か。


委員長のことをかなり甘く見ていた。


「……で、その。二人に会って俺は、具体的に何をすればよろしいのでしょーか」



情けないが、委員長の人物像がうっすらと見えてきた今、俺に反論は出来ない。

そもそも弁当の誘惑に負けたのが悪いんだ。


そう思うことにしよう。


「とりあえず、緑山くんには二人と知り合いになって欲しい。僕は割りと嫌われやすい人間だけど、君ならたぶん大丈夫だから」



俺の気持ちを分かっているのかいないのか。

軽い口調で放たれた言葉に、ますます不安が募る。


『たぶん大丈夫』なんて、一体どういう思考を巡らせてそんな無責任なことを言っているのだろう。


「ちなみに、その根拠は?」

「ない」


すごい。

すごい爽やか。


爽やかなぶん質が悪い。


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