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暴走BOYS  作者: Bくん
53/82

緑愛好家1


「す、杉内」


「僕は杉下だ。緑山くん」


「きょ、今日って、体育祭か何かか?」


「まさか。ただの昼食だよ。君と食べようと思って朝から作ってきたんだけど」


「……じゅる」


「じゅる?」



賤しい。

我ながら品がないと思う。

けれど溢れ出る生唾を止められない。


だって。だって。

コイツの弁当。


「……美味そう」



とある月曜日の昼休み。


俺の机には豪勢な重箱が広げられていた。

正月とか体育祭とか、行事の際にしか使われない、三段のアレだ。


もちろん、中身入り。

それも、レベル高め。


「さぁ、遠慮せずに食べてよ」


相変わらず起伏の無い笑みを貼り付けた委員長の顔を一瞥して、おかずを見つめる。

海老フライ、唐揚げ、ポテトサラダ等々。

俺の好きなものばかりが詰まった夢の弁当だ。


ご丁寧に、漆塗りの箸と箸置きまで用意されている。


そして米は……。

何故か赤飯。


え、何を祝おうとしてんのこの人。

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