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暴走BOYS  作者: Bくん
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ちなみに、学園の噂話を聞かせてくれたのはこの人だったりする。


最強不良の黒い伝説。

先生たちの相関図。

ゴースト赤津(笑)。


何処から拾ってくるのか、新しい情報を仕入れる度に報告に来る。


どうして俺に話すのかは分からないが、その時の彼があまりに楽しそうなので、いつも黙って聞いていた。


そんな委員長が呼んでいるということは、格好のネタが手元にあるということだろう。


「杉山、数学の自習は?」


「自習? それは何のことかな?」


「何のことってあんた」


「もっと面白いことが中庭で起きてるんだ。それと、僕は杉山じゃなくて杉下」



側に来てそう言うと、彼は俺の手を掴んで窓の方へ引っ張っていく。


「お、おいっ」


「ほらほら、君たち場所空けて」


「俺はいいって!」



制止も聞かず、お面のような笑顔で強引に人を退ける委員長。

そうして現れた隙間に俺を押し込んだ。

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