甘くて重いアメ (類司付き合ってる)
最近、類がお菓子をよく食べる。と、いうのも飴やガムといった口に残りやすいものばかり。しかし最近はカップケーキ、タルトなど日に日に食べるが重く、大きいものとなっていっていた。学校や練習中などそういったものを食べれ無い時は常に飴やガムを口に入れている。類は特に育ち盛りだが、それにしても食べすぎだ。寧々も、頻繁に間食を取るようになった類を不思議に思っているらしい。
寧々「類、またお菓子持ってきたの?
類「うん、少し口寂しくてね。
寧々「それにしても...。
類「心配ありがとう、寧々。大丈夫だよ。えむくん、はい、クッキーだよ。
えむ「むふーっ!おいひ~っ!
寧々「ちょっとえむ...。類も...。
えむは餌付けをされ喜んでいる。しかし健康面でも心配だ。ともあれ、日頃のストレス、徹夜の寝不足を食で誤魔化しているかもしれん。類はかなりの偏食化で、野菜を一切食わん。そう来ると尚更康面で心配だ。ここは座長兼友人兼恋人のオレが食べすぎを注意する事と、原因を知るべく、張本人に問い詰めた。
...のだが...。
司「は、はぁ?!キスを我慢していたら口寂しくなった?!
類「うん。心配かけたようで、ごめんね。
司「お前...そんなキスしたかったのか? 四六時中食べてる...。(←ちょっと嬉しい)
類「うん、改めて言われるとやはり恥ずかしいね...。 でも僕がこんなキス魔だとは思わ無かったよ。
司「全くだ!まぁ、康面なら何も言うことは無いが...。
...が、しかし、お菓子に恋人を盗られた気分だな...。いや、決してお菓子如きに嫉妬したわけでは無いが...。何だかもやもやするな...。
司「...よし、類!お前のそれが治るのならいくらでもキスしていいぞ!
類「...え?
司「キスして良いと言っているんだ!
類「...本当かい?
司「あぁ!我慢んの1つや2つ、作っただけでストレスが溜まる(意味深)だけだからな!!
類「...。そうだね、それもそうだ。(にや)
司「やっと分かってくれたk――
類「もう我慢し無くてもいいということで良いかい?(にこにこ)
司「あ、あぁ!(何だか寒気が...。 (ぞわ)
類「ありがとう、司くん。
司「いや、気にするな!これくら...。(気のせいだな)
類「それじゃあ、遠慮なく。
あ、これ、
司「い、一旦トイ...。
類「もう、逃さないよ。俺の司くん。
司「は、はい...。
やばいやつでは...。
~数日後~
えむ「わぁ~っ!類くんまた美味しそうなの食べてる~っ!
類「やぁえむくん、実は司くんからもらってね。
寧々「ちょっと司、昨日類に注意しに行ったんじゃ?しかもお菓子あげてるし...。
司「あぁ、寧々か。いや、オレの足腰と膝が使い物にならなくなるんならお菓子なんて安いものだと思ってな...。(遠い目)
寧々「意味わかんない...。
なんとなく考える事をやめた寧々だった。