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【ストーリー制】第一章、えむがいるのに、えむがいない。

えむ「よぉーっし!!今日も練習頑張るぞーっ!!


類「おや?えむくん。


えむ「むむっ?向こう側に類くん発見っ!!おーいっ!!類くーんっ!!(気づかず無意識に赤の横断歩道を渡る)


類「っ...!えむくん!!危ない!


えむ「ふぇ?


(車がえむに向かって走ってくる)


寧々「類...?何して――。っ、?!えむ!


(寧々が道路に飛び出して車の前に立つ)


類「寧々!!


(ギリギリで車が停まる)


寧々「ギリギリ...セーフ...。


類「寧々!えむくん!大丈夫か?怪我は...?


寧々「私は、大丈夫。ただ、えむが...。


えむ「っ...。


類「えむくん、大丈夫、寧々も君も怪我は無いから、安心しt――。えむくん?


えむ「誰...。ですか...?


類「?!


寧々「っ...!


彰人「おーい!皆で道路に座り込んで、危ないっすよー?(駆け寄る)


類「東雲くん、近付かないで。


彰人「っは?何言って...。


冬弥「神代先輩?


類「青柳くんは救急車を呼んで。事故で被害者の意識が朦朧としてるって言ってくれ。東雲くんは家からタオルと保冷剤を持ってきて。


彰人「は、はぁ。


冬弥「もしもし、はい、事故です。被害者の意識が朦朧として、はい、はい、分かりました。あと10分したら来るそうです。


類「ありがとう。


彰人「タオルと保冷剤、持ってきましたけど...。


類「助かるよ。えむくん、これを頭に当てれるかい?


えむ「...?(きょとんとする)


類「君はえむ。鳳えむ。宮益坂女子学園の1ーB組でワンダーランズ✕ショウタイムの役者でいつも明るいんだ。...、分かるかい...?


えむ「...。っ、(頭を抑え、頭を振る)


類「そうか...。無理に思い出させようとしてすまなかったね...。


救急隊員「救急車、到着しました!こちらへどうぞ!


〜病院〜


医師「鳳さんの脳自体は影響が無いのですが、事故にあったショックで記憶を失い、感情がなくなったと考えられます。


寧々「えむは...。えむは治るんですか?!


医師「そうですね...。今の状態だと、完全に完治する確率は低い、と言っておきます。


寧々「そう...。ですか...。


類「寧々...。


寧々「そういえば、司は?こんな時にアイツは何して...。


類「司くんなら、絶賛風邪ひき中らしいよ。「えむのお見舞いに行きたいところだが風邪を移してしまっては元も子もない!!」と、先程メッセージが来てね。残念だが、お見舞いには来れ無いそうだよ。


冬弥「ふっ、司先輩らしいですね。


〜病室〜


類「えむくん、具合はどうだい?


えむ「(こくんと頷く)


類「そうだえむくん、見てほしい物があるんだ。


えむ「?(きょとんとする)


司「えむ!!元気か!!む、そうか、えむでは無いんだったんだな、いや、例え何が違くとも、えむはえむだ!!ゲェッホゴッホ...。


類「司くん、風引いているんだからあまり大声は出さ無いようにね。


えむ「クスッ(ほんのり笑う)


類「...!


司「まぁ、とにかくだ!!えむが戻って来るのを待ってるぞ!!ゲッh――(通話が途切れる)


類「これなら...、えむくんを戻せるかも...ね。

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