強靭な姉妹をもつということ。
私の妹はかなりの美人である。タヌキ顔なのに白人とのハーフの様な華やかさと可憐な可愛らしさを持ち、中肉中背で上品な落ちつく低めの声。
黙っていれば美人。ではあるが。
ちなみに私は妹と顔のパーツはほぼ同じ。なのにオトコ顔の老け顔で、背が高くキリッとしてて、暗さのあるアジアンな色気に声が甘めハイトーン。
昔からマニアックなおじさんに寄ってこられて参ります。ええ。
悲しいよお姉ちゃんは。(嘘。ちょっとルッキズム研究を中学生ぐらいから冷静にやってました)
「缶さん!小料理屋の女将さんになって欲しい!通うから!」と若い男の子からも言われるので、思いのほか聞き上手なんだろうとは思いますがね。お母さん味が凄いのだろう。
姉妹2人でお出かけすると、知り合いの方から妹への外見賛美のあと「あぁ、、大きくなったわね。お仕事は?」ぐらいの取ってつけた言葉を頂いてました。それくらいの差。そんな人達を姉妹で観察してあーだこーだ笑ってやっていた。
いつの時も
妹は中身を褒められたい。
私は外見を褒められたい。
ないものねだりの中メソメソしてる私と「はぁーん?なんて?(怒)」と全方位尖ったナイフの妹。
いつも上沼恵美子並みのブラックジョークと機関銃トークで私を笑わせてた妹の、心が不安定になった。
過去に、私は仕事が大変で長く眠れなくなったことがある。早朝に目が覚めるタイプのヤツ。自分から心療内科に行き原因を特定して働きながら四年ぐらいでお薬を断てた。
自分から行くと治りが早いらしい。知らんけど。
その時期、妹には「お姉ちゃんは繊細やもんな」と変に優しくされた過去がある。全方位ナイフの癖にまぁえらい可哀想なひと扱いするやん?とムカついたが、まぁ事実だし。
この気持ちは一生理解はされないもの。そんなものさと思っていた。
そんな妹が不安定になった。
本人はものすごく動揺をしたようだ。
普通の内科で医師にも指摘された。
さらに動揺。
誰にでも起き得る事なのだし、自分にもあって当然だと日ごろ話してはいなかったか?
まぁでもお節介お姉ちゃんという属性の私は。
妹本人から不安定と聞いて通話を切った瞬間から。
お金だっていつでも貸そうとネットバンキングの残高をチェックし、夜中の電話でいつでも話を聞こうと決意し、遠いから駆けつけるなら3時間ぐらいかかるかGoogleMapを開き、一人暮らしが辛いなら近くの物件探そうと、頼まれてもないのにスマホでマンション探しに2時間ぐらいした。
私が動揺していた。
落ち着け私。
でも妹は甘えてこない。
妹なのに。
妹だからこそ。
甘えるのが格好悪いと性格形成されているようで。
何かを考える余裕もないんだろう。
自立心が強いにも程がある。
強靭なものほどヒビが入ると脆いもの。
経験者である私の感覚で、いつものお節介比率を20%ぐらいにして様子を伺っているのよ。




