通学路にはお宝がいっぱい
毎日葛藤しております!
こんにちは〜! 聖属性エッセイスト、ひだまりのねこです。
最近エッセイを書いていて気付いたんですが、もしかして私って変な奴なんですかね!?
たしかに思い返せば、面白がられていたような気もしないでもない……?
そんな私ですが、昔から収拾癖がありまして、変な物が落ちていると、よく拾って持ち帰っておりました。
綺麗な石はまだマシな方で、ネジやヒモ、虫の死骸や様々な生き物まで。
特に何に使うのかわからないような部品とか、何で出来ているのかわからない謎物質とかに心をときめかせていたのです。
そして、そんな戦利品を持ち帰って自慢げに親に見せる。お前は猫か! と今の私ならツッコミを入れるところでしょう。今もねこですが。
そんな私のことを叱るでもなく、楽しそうに凄いわね〜と褒めてくれた母は、私にとって理想の女性です。生き物が苦手なのが惜しい!!
当時小学校までは片道早足で40分ほど、ゆっくり歩くと1時間程度かかりました。
学校へは大きな工業団地と霊園を抜けねばならず、当時の私にとっては、通学路はまるで非日常の世界そのものだったのです。
工業団地というだけあって、大手から、零細の町工場みたいなところも沢山ありました。
私が特にお気に入りだったのは、牛乳瓶のフタなど、パッケージを作っている工場と特殊なゴム製品を作っている工場。
理由は、通学路から中が少しだけ見えるから。工場大好きなんです。
そして、どちらも工場で出たゴミを見えるところに置いてあるのですが、私の目には宝物の山にしか見えない!!
工場のオジサンやオニイサンたちにもらって良いですか? と尋ねると、皆さん好きなだけ持って行けと、お土産まで付けてくれたものです。
印刷がズレた奴とか、ゴムの端切れとかたまらないのです。絶対に手に入らないレアですからね!
そのうち、すっかり覚えられて、学校帰りに通りかかると、サンプル品とかいらなくなった見本などをくれるようになり、中を案内してもらったことも何度もありました。
私のコレクションはますます充実していったのですが、両親はさぞ頭が痛かったことでしょう。ごめんなさい。
そして大人になり、分別が付くようになっても、性格までは変わりません。
通勤中、私は常に宝物を探しています。
そして、発見すると歓喜しながら葛藤するのです。
天使な私『駄目ですよ? 勝手に拾ったら犯罪になるかもしれませんから』
悪魔な私『ウヘヘ、なあにバレやしねえって。どうせゴミなんだ。有効活用してやろうぜ』
現実の私「あ……置く場所無いじゃん!?」
ふぅ……私が富豪や地主だったらどうなっていたかわかりません。ふふふ。
神さま、アイテムボックスが欲しいのです!
あ……これこの前エッセイでやった奴。