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鉄と蒸気と生きる意味(仮)  作者: Jelly Fish Satellite
8/12

一番怖いのは笑顔で首にナイフを当てて来るタイプの人。

予定の半分しか進まなかった…。

あと何話掛かるんだろうねぇ、分からないねぇ。

 その後、降伏したオーガ達は衛兵達に拘束され、門の外に簡易に造られた牢に連れて行かれた。今回の襲撃の理由を聞いたあと、解放するか処刑するかは、まだ分からないそうだ。そもそもコミュニケーションが取れる亜人の一種であるためモンスターと全く同様に扱う事が難しいらしい。


「風呂入りたい……」


 そんな中キタミ達は、と言えば戦場の後処理をしていた。


 死体を放置していては疫病の原因になったり、血の匂いで他のモンスターを呼び寄せてしまう。英雄と祭り上げられはしたが、オーガ・ジェネラルを爆散させた張本人であるキタミも死体の片付けを命じられた。


 しかし、戦闘から休憩も無くそのまま後片付けが始まったのだ、股下でジェネラルの爆発をモロに食らったキタミは、全身が血と内臓に塗れて今は肌が乾いた血でパリパリとし始めた。


 痒いし臭いし、たまったものでは無い。


 いつもは尻尾を振りながら近付いてくるニヴルファルは冒険者達と死体運び中。ダレルは知らぬ間にどこかに消えていた。水に濡らしたタオルだけでもあれば良いのに。


(次の武器は威力を下げる構造にしよう……)


 ゲームの時は、どれだけ攻撃力が上がってもHPバーが減るだけだった、だから考えていなかった。

 現実的に考えるなら、ダメージとはエネルギーの伝達からの炸裂だ。当然その対象の物質的な限界を超えたら弾け飛ぶ、当たり前の事だった。むしろロックワームの時に気付くべきだった。


 悶々としながら肉片を拾い麻袋に詰めて行く。やらかしたのは自分なのだ、もっと考えてやれば、こんな肉片を集める作業など無かったかもしれない。


「あー、おい、貴様…名は何という?」


 不意に後ろから領兵隊長に声を掛けられる。


「えっ?!あ!え!あの!はい!!はい?」


 テンションの上がっていないコミュ障など、こんなものだ。聞こえていたのに、思わず疑問形で返してしまった。


「あ、や!あの、キタミで…す、はい」


 しかも顔は見えないが女性だ、声が裏返るのも仕方ないだろう。


「…ふふっ、あ、いや、すまない…んんっ…私はアルデン領主グラム様の私兵隊一番隊隊長カシニーナ・クルト・マクロンだ」


 上手い返しが出てこない。いきなり声を掛けられて完全にパニクっている、取り敢えず頷いて用件を促す。


「うむ…グラム様がキタミ殿に会いたいそうでな…時間も良い、会食の場を設ける事になったので呼びに来たのだ」


 いきなりすっ飛んだ事言って来やがったぜおい

「いきなりすっ飛んだ事言って来やがったぜおい」


 …………。

 ……?


「あっ!いや!違う!違うます!ごめんなさい!」


 思考がそのまま声に出てしまった、かなりテンパっていたのがコレでもう、自分でも訳が分からなくなって来る。


「…ふ、ふはは!あぁ、なんだ…気にするな、聞かなかった事にしておいてやる…それで?勿論会食には来ていただけると考えていたのだが、どうだろう?」

「はい!喜んでェ!」


 こんな世界だ、きっと貴族様に従わなかったら一生追われ続けるんだ。

それかここで捕まって市中引き回しの上張り付けにされて焼かれるのかも知れない。

別に飯を食べるだけだ、断る選択肢などない!


「そ、そうか…それはありがたい」


 何故か若干引かれている…何故だ。


「それと、もし連れて来たい者が居るのなら教えてくれ、その者の分の席も用意しておく」


 おお、呼んでくれるとは太っ腹だな。それなら2人も一緒に行かせてもらおう。まずは落ち着こう、さっきからテンパり過ぎてボロボロだ…大丈夫、2人追加でと言うだけだ。

 軽く息をして心を落ち着ける。


「そ、それでした、ら、2人!居ます…」


 ダメだった、落ち着いてなかった。


「ふふ…全く、あの勇ましい英雄が、こんな気弱に話すとは…ふふ…ふはは!相分かった、用意しておこう、時間になったら…そうだな、冒険者ギルドへ迎えを遣す、ギルドで待っていてくれ」


 ギルドか…お風呂とかあるかな…。


「それと、その…ゴミ集めはもう大丈夫だ。ありがとう、後は領兵共にやらせるから…まぁ着替えて来ると良い…」


 カシニーナはキタミの頭の先から足の先まで見て、着替えるよう言ってくる。


「良いんですか?じゃ!あとお願いします!それじゃ!」


 そう言ってキタミは、麻袋をカシニーナに押し付けて走って行く。


「あ!おい!私に渡してどうする!……行ってしまった…」


 カシニーナは、門の近くで作業中だった兵士に麻袋を投げ渡すと、肩を怒らせながら城へ戻って行った。


 〜冒険者ギルド前〜


 南門から戻ってきたキタミは困っていた。

 ギルドに入りたいのだが、扉を開けた瞬間に冒険者達の視線が集中し、思わずそのまま扉を閉めて出て来てしまったのだ。が、外に居てもキタミの血みどろな姿は好奇の視線を集めている。もう、お布団に潜って寝てしまいたかった。


「ご主人様、その様なお姿では笑われてしまいますぞ」


 そう言ってダレルが声をかけてくる。

 今まで一体どこに居たんだこの爺さん。ニヴルファルを連れて居る辺りまた門まで戻っていたのか。


「さ、こちらへ…宿を手配致しました、まずは身を清めて御召し物を変えましょう」


 いやめっちゃ有能だった。

 どこからかマントを出すとキタミに向けて広がる。


「ご主人様、外套をご用意致しました、宿までの道中でどうぞお使い下さい」

「お、そうか…ありがとう…あーと、そうだ、この後領主様との会食なんだけど、2人にも来て貰いたいんだ…いいかな?」


ギルドから出て10分程で到着した宿は、高級でも無く、安宿でも無く程よい塩梅だ。部屋に入ると、直ぐに宿の人が程良い温度のお湯を桶に入れて持って来てくれた。タオルを濡らし顔や身体に着いた汚れを落として行く。

結局3人で桶1つでは足りず、追加を頼んだ。


 その後ギルドへ行き、会食の迎えを待つ。

 ダレルの用意してくれた紳士服は、実に良いんだが…ギルドではかなり浮いてしまう。周囲の視線に耐えて居ると、程なくして案内人が箱馬車に乗って来た。


 そのまま馬車に乗り込み揺られる事15分程、城の門を抜けた辺りで馬車が止まり扉が開かれる。外は既に薄暗くなっていたが、門の中は魔法のアイテムだろうか、ランプの中に入れられた輝く結晶で明るく照らされている。


 アルデン城は大きく高い塔が中央にそそり立ち、その左右に3階建ての居館が伸びて伸びている。

 城壁の四方の塔は太く堅牢で、この城が砦としての役割も持っている事を物語っていた。


「ご足労いただきありがとうございます、さあ、こちらです」


 案内に従いアプローチを進んで行くと、城の使用人や兵士達が左右に並び出迎えてくれた。こんな事をされて萎縮しないコミュ障は居ない。

例に漏れず、キタミはギクシャクとぎこちない歩きでエントランスへと向かって行く。

 エントランスでは領主夫妻だろうか、2人の男女穏やかな笑顔でキタミ達を待っていた。


「ようこそおいで下さいましたキタミ様、私はアルデンの街領主グラム・ファル・マザール。こっちは私の妻のクルールです」


「ありがとうございます、本日はお招きに(あず)かり光栄でございます。私はキタミ・センギョテンと申します。後ろの2人は従者のニヴルファルとダレルです」


 馬車の中でイメトレしたおかけで挨拶は出来た。

ただしこの後会話出来る自信は無い。まぁ、なるようになるだろうし、取り敢えず流れに任せよう。


「…さ、どうぞ。用意は整っていますから夕食といたしましょう」


 クルールが何か耳打ちし、それにグラムが頷くと中へと誘う。キタミを先頭に3人はグラムに続き城へ入って行く。

居館の一室、晩餐室へ通されメイドの指示の通りの席は座る。


 グラムは奥側の中央、その右手にクルールが座る。

キタミはグラムの正面、ニヴルファルが右に、ダレルが左に座る。全員が席に着くと使用人達が小さなカップに注がれた飲み物を其々の前に置き、下がって行った。


「さて、それでは改めて…今宵は招待に応じていただきありがとうございます、キタミ様。まずは我が城の料理長が腕を奮った料理をお楽しみ下さい、無粋な話はその後にしましょう…乾杯」


 グラムの音頭に続き、全員が杯を片手に乾杯をして晩餐会が始まった。

ワインに似た酒を飲んでいると、スープと前菜が続いて出て来る。

 豆のポタージュは、さらりとした舌触りと穏やかな甘みが舌を優しく包み込んでくれる。

 前菜は野菜と魚の燻製をフルーツヴィネガーで和えたサラダとレバーパティだろうか、ねっとりとした食感を楽しんだ後、程良い酸味のサラダが口の中をリフレッシュしてくれる。

 美味過ぎる、レバーパティは元々好物だったが、こんなに美味かっただろうか、と考えて思い出す。最近はずっとマンゴーだけを食べていた、まともな食事など実に久し振りな気がする。料理を食べられただけでも、招待に応じた甲斐があった。


「お口に合った様で、良かったです」


 夢中になって食べていると、不意にグラムに声を掛けられる。バクバクと食べ過ぎただろうか、恥ずかしくなってきた。


「あ、意地汚く…すみません…あまりに美味しかったもので…」


「いえいえ、そんな事はありませんよ!冒険者の方だと聞いて、もっと粗野な方かと思っていたのです、とても理知的なお方で良かった…お褒めの言葉は料理長に伝えておきましょう」


 それからは何となしお互い和やかに食事は進み、食後のお茶を飲みながら話が始まった。


「さて、本題といきましょう…この度はアルデンの街を救っていただき、本当に感謝致します」


 グラムとクルールが立ち上がり深くお辞儀をする。

キタミも立ち上がり慌てて2人を制する。


「そんな、お顔をあげて下さい!偉い人に頭を下げられると困ります!」


「下げられて困る頭だからこそ、下げるのですよ…私に出来るお礼など、後はお金を幾ばくかお渡しするくらいのものです」


 そう言いながら笑って顔を上げる。

コイツ、アレだな、今絶対楽しんでる。顔がそう言ってる、悪い奴じゃ無いが性格は悪そうだ。


「アナタ、そんな(たわむ)れを言っていては話が進みませんよ?」


顔を上げたクルールが(たしな)めると、グラムは頭を掻きながら座り直しキタミにも席に着くよう促す。


「失礼しました…あー、私も元は冒険者です。あまり肩肘張らずとも大丈夫ですよ」


「あ、そうだったんですね…それで、話とは?」


 キタミも流石に少し慣れてきた。この2人が醸す雰囲気が穏やかなのも、気を軽くさせるのに役立っているのかも知れない。


「先程は冗談にされてしまいましたが、感謝は本当です…お礼は後程別でさせて頂くとしまして…不躾ながらその腕を見込み、依頼をさせていただきたいのです」


「依頼…ですか…」


「はい、勿論ギルドを通して正式に依頼させていただきますので、その点はご安心ください」


 そう言って使用人の持ってきた依頼書に内容を書き込んでいく。なるほど、受注者の部分に先に書き込んでおく事で指名依頼に出来るのか。

などとボーッと眺めていると、横でダレルが咳払いをする。

しまった、続きを促せって事か。


「そ、それで依頼の内容をお聞かせいただいても?流石に内容も報酬も聞かずに受ける事は出来ません」


「ええ、勿論です。内容は機密文書の運搬と、同行者の護衛です…運搬先はサスペント王国王都シリダに居る、軍務大臣

ディモード・ドゥ・ロマーニ卿です。報酬は金貨300枚で、如何でしょう」


「機密文書と護衛…ですか」


 適当に相槌を返しながら、ダレルに耳打ちをする。


(な、なぁ…金貨300枚ってどれくらいの価値なんだ?)

(市民の平均月収が金貨1枚程で御座います)


 月収が1枚…300ヶ月…25年分?!

宝くじが当たったみたいな額だな…街を救ったにしても多過ぎる気がする。なにか、裏があるのか。


「内容は分かりましたが、私は王都へ行った事が無いのですが、案内人は付きますか?それから、その金額は一体…?」


「ええ、ええ、金額に飛び付かない慎重さ…やはりこの依頼、貴方にお願いしたいですね…案内人については護衛対象の同行者が務めます、顔合わせは後程…金額については、そのままこの依頼の重要性と危険度を表しているとお考え下さい。私の勘では、貴方は信用できる…だからこそ、お話をさせて頂きます。おい、人払いを…我々だけにしてくれ」


 グラムはそう言って使用人達を下がらせる。

全員が退出した事を確認すると、お茶をひと口飲み、話の続きを始める。


「この国は今、ある者達に狙われています、そしてそれは内側に居る。今回のオーガの襲撃も、その者達の活動が関与していると考えています。つまり…反乱を起こそうとして居る者達がいると…今回届けていただく機密文書は、その者達の調査をした報告書になります」


 これは…引けなくなった。あまりにも聞き過ぎた、もしここで断ったとして、口封じは無くともその反乱分子の鎮圧まで、抑留されるだろう。俺ならそうする。

正直この世界の事は分かってないんだ、一般人は雑魚でも、刺客が雑魚とは限らない…。ほとんど脅迫じゃないか。


「あなたは、嫌な貴族ですね…私は今貴方が嫌いになりました…詳細を、教えて下さい」


「おや、それは悲しい…街を救っていただいた英雄殿に嫌われてしまうとは。承諾していただき、ありがとうございます」


 グラムは全く悲しく無さそうな笑顔で、飄々と返してきた。可愛くないな、まあ可愛いおっさんなど見たくは無いけども。横で物凄く申し訳なさそうな顔をしてる奥方が良い塩梅だ、良い警官と悪い警官だな。


 その夜、キタミは依頼の詳細と、反乱分子の炙り出し作戦の手順を聞き、その後は街を救った戦いの報酬について取り決めて晩餐会はお開きとなる。


 報酬はマザール家がキタミの後盾となる契約と、街に家を1つ貰う事で話を付けた。契約については、魔法的制約を課す特殊なスクロールに、お互いにサインをする事で絶対の物とした。家の用意は2日ほど掛かるという事で、一先ず契約だけをその場で先に結び、翌朝ギルドで同行者との顔合わせと、正式な依頼発行を行う事として城を出て宿に戻る。


「やっぱり貴族ってのは怖いなぁ…」

「ご主人様…ご主人様には今後、あの程度の交渉は、簡単にこなせる様になっていただきたく存じます…」


 そんな風になる日は来るのか、いやきっとダレルにそう出来る様にされるんだろう。そんな気がする。



 翌朝、ギルドでグラムの使者を待つ。流石に領主本人が来るなんて事は…来た。この領主様はフットワーク軽いタイプだったらしい。


「やぁ、キタミ殿、昨日ぶりだね!」


 そう言って片手をあげるグラムに続き、カシニーナも入ってきた。護衛だろうか。


「うんうん、準備は出来ている様だね…じゃ、私は手続きをして来るから、彼女と話していてくれるかい?今回の護衛対象だ」


 グラムは最後の一言だけ耳打ちをして、キタミから離れカウンターへと向かっていった。


 はて…護衛対象…彼女…?カシニーナが護衛対象なのか?!てっきりグラムの護衛で、王都にグラムが出向く物だとばっかり…。


「また会ったな、英雄殿」


 カシニーナはそう言うと、右手を差し出して来た。

キタミも困惑しながらその手を取り握手をする。

む?結構力強く握手するんだな…おじいちゃんが言ってたなぁ、握手の力強い人は信用できる真面目な人だって。


「あの、その『英雄殿』ってやめてくれません?ちょっと恥ずかしいんですが…」


 カシニーナは笑うだけで、応とも否とも返してはくれなかった。


「さ、キタミ殿!準備が出来たよ!」


 グラムに呼ばれ、カウンターへ行き依頼を受注した。

その際、3日後と言われていたギルドカードを受け取る。どうやらグラムが保証人となった為、即日発行して貰えたらしい。しかも金級だ。


 恐るべし、貴族の力…。と言うかあの3日って言うのは、変なやつじゃ無いか調査する為の期間だったのか。


「じゃあ、キタミ殿…私は城に戻りますから、出発の時間はお任せしますが、なるべく早めにお願いしますね」


「あ、はい…じゃあ今から直ぐに出ます!」


 城に戻って行くグラムを見送ったキタミ達は、街を出発する。


「あの、カシニーナさん…領主様なのに、護衛とか付けなくて大丈夫なんですか?」


「カシニーナと、呼び捨てで構いませんよ…領主様に勝てる者など、この街にはキタミ様しかおりませんよ。さあ、こちらです」


 キタミ達はカシニーナの用意した馬車に乗り、門を抜けて行く。目的地は王都、最初は中継の町ハビロに向かう。


―――――――――――――――――――――――――――


 〜その頃、とある森の中〜


「用意は?」


「計画通り進んでいます、目標は先程出発しました」


「よし、くれぐれも失敗するなよ…必ず仕留めろ」


 金の装飾で飾られた緑の軍服着た男は、それだけ言うと木々の影に溶ける様に消えて行った。


 後に残ったもう1人の男は、クツクツと笑いながら森の奥へと歩いて行く。

『グラム・ファル・マザール』

サスペント王国東部を治める辺境伯。

知的で温和な性格であるが、一度敵だと認めた相手には一切の容赦が無い。

サスペント王国に2人居る辺境伯の1人。

若い頃はもう1人の辺境伯、南部伯ザル・ファル・バレンテ、妻のクルールらと共に冒険者をしていた。

最終ランクは金級でパーティーではレンジャーをしていた。

182cm

75kg

48歳

髪:焦げ茶色 瞳:スカイブルー


『クルール・ファル・マザール』

グラムの妻。

幼馴染み3人で冒険者パーティーとして活動していた。

冒険者時代はプリーストしていた。

167cm

54kg

47歳

髪:白金 瞳:スカイブルー

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