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何でも願いを叶えてくれる魔人ぷよたん!

作者: 七瀬


僕は、古びた骨董品を扱うお店にふらっと入る事になる。

普段は、そんなモノにも興味がないくせに、、、。

その日は何故か、、、そのお店がやたらと気になり入る事になった。


僕の名前は 『久世田 良太』25歳フリーター。


ボロボロのアパートで独り暮らし、生活は一日一日を暮らすのでやっと、、、!

僕の財布の中身は、何時も小銭だけ、、、。

その日も、、、財布の中には126円しか入っていなかった。



そんな僕が骨董品のお店に、、、。

夢も趣味もやりたい事もない僕...。


『この先の人生、どうやって生きていくのか、、、?』


...毎日、僕が思う事は一緒だった!



骨董品のお店の中に入ると、、、?

白髪で真っ白な立派な髭のおじいさんが座っていた。

僕の方を見て小さな声で、【いらっしゃい!】


それだけ言うと、、、?

後は、自分の仕事をし出した。


僕は、お店の中をゆっくりと見て回った。

そうすると、、、?


僕の眼に止まった! 『小さな急須。』

僕は思わずその急須に触れた! そうしたら、、、?

あのおじいさんが僕に言う! 【触っちゃいかん!】


僕は直ぐに謝った。

【すみませんでした。】



僕は、気が付けばこのおじいさんに値段の交渉をしている!?


【心の中では、、、僕は今、この急須を買おうとしているのか?】


『おじいさん、この急須はお幾らですか?』

『これか、これはな、、、かなり高いぞ~! 縄文土器の時代に、、、。』

『えぇ!? そんなに大昔のモノなんですか?』

『ウソうそ! これは無名の陶芸家が作ったモノらしいよ~!』

『そうなんですか?』

『もし、買うなら、、、幾らなら買うかね?』

『正直、今持ってるお金は126円しかありません...。』

『ほう! では100円でいいよ! 買うかい?』

『は.はい。』


【えぇ!? 本当に買うの? 今日の晩御飯はどうするんだよ! それに

本当に、この急須いるのか?】


...心の中ではそう思っていた。



僕は、この小さな急須を家に持ち帰った。


『あぁ、どうして買ってしまったんだろう? 後悔でしかない!』


買ってしまったし、もう仕方がない!

この急須で、お茶を飲もう!


お茶っ葉は、どこかにあったよな、、、?

【あぁ! あった!】


お湯を沸かして、急須の蓋を開けると、、、、?


もわもわっと煙が出てきた!?


『なんだ! なんだ! 火事なのか?』



そこには、小太りの小さな魔人がいる!?


『お前誰だ!?』

【お前こそ! 誰だ!?】

『僕はここの住人だ! それにこの急須を買った!』

【お前が買ったのか? よかろう~! 今日の願いを叶えてやる! 何でも

言っていいぞ!】

『えぇ!? いいの? 豪華な晩御飯が食べたい!』

【願いを聞いた! さあ~願いを叶えよう~】


魔人がそう言うと、、、?

目の前に、豪勢な料理がずらーッと並んだ!


焼肉やお寿司、かつ丼、ラーメン、ハンバーグ、何でもそこにはあった!


僕が小さな魔人に聞いた?


『これ? 全部食べてもいいの?』

【もちろん! 全部食べていいぞ~!】


そう言われて、僕は料理にかぶりついた!

生まれて初めて、食べる料理もあった!

こんなに美味しい料理を食べた事がない!!!


僕はお腹がはちきれんばかりに食べた!

こんなに、お腹いっぱいに食べたのは何十年ぶりだろう?



僕が食べ終わると、、、?

小さな魔人が話し始めた。


【今日から、お前がワシのご主人様だ! 一日に1つだけ! 何でも願いを

叶えてやる!】

『マジで!? 何でもいいの?』

【まぁ~何でもと言ったが、、、常識的に考えれるモノだ! 寿命を延ばす

とか? 若返りたいとか? 生き返るとか? そんなのは無理だ!!!】

『...うん。』

【また明日、お前の願いを叶えてやる!】

『その前に、、、自己紹介してなかったよね? 僕の名前は良太! これからも

よろしくね!』

【あぁ、ワシの名前はぷよたんだ!】

『えぇ!? 可愛い名前じゃん!』

【前のワシのご主人様が、小さな女の子で、ワシに名前を付けてくれたんだ!】

『そうなんだ! いい名前じゃん! よろしくな! ぷよたん!!!』

【よろしくな! 良太!】



しかし、、、?

そんな矢先に、、、あの急須を僕が壊してしまった!?


『おーーい! ぷよたん! 聞こえる? いるのかい?』


接着剤で、くつっければ元通りになると思っていたが、、、?

もう、ぷよたんを見る事はなくなった!


やっぱり、この小さな急須じゃないとぷよたんは現れないのか、、、!?

寂しいよ、ぷよたん!



その頃ぷよたんは、、、可愛い女の子のお尻を追っかけてその女の子の

家に転がり込んでいた!


『おじさん! 誰なの?』

【何でも一日1個だけ! お嬢ちゃんの願いを叶えてあげるよ~!】

『えぇ!? 本当に、、、!?』

【その変わり、この家におじさん転がり込むよ!】

『うんうん! いいよ~!』


それと、、、?

【良太! 済まない! やっぱり可愛い女の子の方がイイ!】




最後まで読んでいただきありがとうございます。

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