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ナビンの書 (ゲーム・映画・漫画・アニメ等の脚本及び 書き物の物語の素材集)  作者: Music Philosophy Official (ミュージック・フィロソフィー・オフィシャル)
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ナビンの書 ----ヤバスの預言書--伝説の大陸の伝説の王----

ナビンの書 ~黙示録~


----未来神話ヤバスの預言書--断話----


~伝説の大陸の伝説の王~


01


----これは未来の話である----


遥か先、遠いい未来の話。

「救魂者アバタレス」にして「魂の救済者」にして「世界の破壊者」にして「無を司る者」にして「世界の均衡を保つ者」、「ユニコン」の物語である。



星そのものが神であり生命体の超巨大惑星イイクーにある、ツウェイ・パ オーレ大陸の北にある、アム大陸の遥か西方の「ゴールドオーシャン」大洋に、「ブリゼニア」という大陸があった。

そしてそのブリゼニア大陸には4つの公王国があり、4つの公王国はブリゼニア大陸の覇権を争っていた。


「ウイングランド王国」

「ジギスランド王国」

「ザザエールス公国」

「エアラント国」


それぞれ互いの国々は、時に同盟を結んだり、時に争ったりと、4つの国々は長年にわたりそれぞれに牽制しあっていた。



--ウイングランド王国--薔薇の歴 35年--


この数年の間、4つの国々は膠着状態が続いていた。

だがこの年、エアラント国の族長達の盟主である、魔術師「ドルト・ロイド」は、邪悪な魔力を手にし、邪悪なる闇の軍勢を率いて3つの国を攻めた。そしてたちまち、ザザエールス公国とジギスランド王国は落ち、ジギスランド王国の王都、「魔法都市ガルガディンバーラ」まで進軍して来た魔術師ドルト・ロイドの闇の軍勢は、残るウイングランド王国に対して更に苛烈に攻撃を仕掛けていた。

そして遂に、魔術師ドルト・ロイドの闇の軍勢100万は、ウイングランド王国の王都、城塞都市「ロンドブライトン」を包囲した。黄雪の月15日の事である。



--薔薇の歴 36年--


ウイングランド王国の王都、ロンドブライトンが魔術師ドルト・ロイドの闇の軍勢に包囲されてから3ヶ月が経ち、ウイングランド王国の国王、「アイザクセン王」は戦で負傷した。

アイザクセン王は、誕生とともに王位に即位した王であるがしかしまだ、そのアイザクセン王の王位を継ぐ後継がいなかった。

日門の月1日の事である。

アイザクセン王は毒矢で負傷し、死の床にあった。

そしていよいよ、あと数日のうちにロンドブライトンが陥落寸前という時に、アイザクセン王の床の横に、光の門が開いた。その赤い光の門、「サンライトゲート」より、一人の男が現れた。

その男の名は、「オ・ホツネ」という。

オ・ホツネは、惑星イイクーがある、チの世界の宇宙とは違う別の世界の宇宙からやって来た。

この時代の世界には、テン、チ、ジンの世界の他に、様々な宇宙が存在している。神々や英雄達や魔鬼達が様々な世界を創ったからである。

オ・ホツネは、宇宙という名の宇宙からやって来た。

オ・ホツネは宇宙という名の宇宙にある惑星、「ジ・アース」より、サンライトゲートを通って、チの世界の宇宙にある、惑星イイクーのブリゼニア大陸にある、ウイングランド王国の王都ロンドブライトンの城の王の間にやって来た。

その者、オ・ホツネは、のちに登場する、「アバタレス・ユニコン」とは対をなす存在で、「世界の創造者」にして「有を司る者」にして「魂の救済者」にして「世界の均衡を保つ者」である。

世界は、のちに現れる、世界の破壊者・無を司る者、アバタレス・ユニコンと、世界の創造者・有を司る者、「ロード・オ・ホツネ」によってバランスが保たれ、そして、永遠の有と、永久の無を願い信じるそれぞれの人々達にとって、真の永遠の有と、真の永久の無を与えてくれる魂の救済者となる。



--世界の均衡を保つ者--魂の救済者--


~真の有~有を司る世界の創造者~

ロード・オ・ホツネ


~真の無~無を司る世界の破壊者~

アバタレス・ユニコン


この、対極をなす2人のうち一人を欠いても世界のバランスは崩れる。

久遠の真の有と真の無をそれぞれ願い求め望み信じ念願する人々達の魂を救い、完全な真の有と完壁な真の無のそれぞれでもって人類の魂の救済、魂の平安をもたらしてくれる。

安らぎの有か?

安らぎの無か?

どちらかを選び求め信じればおのおの、永遠に魂は真に救われる。

しかし、どちらも選ばぬ者は、次また生まれ変わるべし----


真の有を選択する者は、完全な永遠不滅のいのち、存在となりて永遠の世界のパラダイスで永遠の平安を得る。

真の無を選択する者は、世界で一番最小単位の素粒子一粒すら全く無い、完壁な無となり、もうそこからは永久に何も生まれない完壁の永久の無で永久の安寧を得る。


02


--薔薇の歴 36年--日門の月1日--


宇宙という名の宇宙にある惑星ジ・アースより、サンライトゲートをくぐって来て、チという名の宇宙にある惑星イイクーのブリゼニア大陸のウイングランド王国の王都ロンドブライトンの城に現れた、オ・ホツネは驚異的な能力を持っていて、この日、魔術師ドルト・ロイドの闇の軍勢10万をたった一人で討ち取った。

日門の月2日。ウイングランド王国の国王、アイザクセン王は、「王剣カルムンバ」とブリゼニア大陸の未来を、オ・ホツネに託し、オ・ホツネはそれを受けた。そして、アイザクセン王は崩御した。

オ・ホツネはすぐさまウイングランド王国の兵達を率いて、城塞都市ロンドブライトンを包囲している残り90万もの魔術師ドルト・ロイドの闇の軍勢を6日間で討ち破った。

魔術師ドルト・ロイドは、エアラント国に退き、そして魔力を高める儀式を行った。

一方、オ・ホツネと、若き騎士「ユリアス」将軍が率いるウイングランド王国の軍勢は二手に分かれて、オ・ホツネの軍団は、闇の軍勢に支配されているジギスランド王国領に攻め入り、そしてユリアス将軍の軍団は、闇の軍勢に支配されているザザエールス公国領へと進軍した。


----5ヶ月後----闇の軍勢に支配されていたジギスランド王国とザザエールス公国の全ての街や村と全ての城が、オ・ホツネとユリアス将軍らによって解放された。

残るは、魔術師ドルト・ロイドがいるエアラント国のみであるがしかし、今のオ・ホツネの能力でもってしても、魔力を高める儀式を終えて、大魔術師となったドルト・ロイドにはまだ勝つ見込みは無かった。

そこでオ・ホツネは、大魔術師ドルト・ロイドに勝つための試練の旅に出た。

オ・ホツネは王剣カルムンバを手にし、まずはジギスランド王国の王都、魔法都市ガルガディンバーラにある迷宮での試練を受け、「トルフギーゼの王笏(おうしゃく)」を手に入れた。

次は、ザザエールス公国の首都、「要塞都市スカルフレイ」の近くにある遺跡で試練を受けて、「デラーヌルブュのオーブ」を手に入れた。

そして、薔薇の歴 37年 金果の月26日、オ・ホツネはウイングランド王国の王都ロンドブライトンの大聖堂で、王剣カルムンバを腰に帯び、右手にトルフギーゼの王笏と、左手にデラーヌルブュのオーブを手にし、戴冠式を行った。

オ・ホツネは大聖堂の儀式の間の壇上でひざまずいていて、そのオ・ホツネの目の前には騎士ユリアスが立っていた。

騎士ユリアスは、オ・ホツネが腰に帯びている王剣カルムンバを鞘から抜き、そしてその王剣カルムンバを、ひざまずいているオ・ホツネの肩に軽く当てて、オ・ホツネは王となる誓約をたてた。

そしてオ・ホツネの頭に、「ウイングランドの王冠」がかぶせられて、この年のこの日、オ・ホツネは正式な王となり、ロード・オ・ホツネの名が与えられた。

ブリゼニア大陸の全ての臣民は、新たなる王の誕生に喜んだ。



--陽王の歴 元年--黒月の月12日--


遂にロード・オ・ホツネは、大魔術師ドルト・ロイドと決着をつけるべく、エアラント国に進撃した。

この日、エアラント国の「ハイランド大高原」にて大決戦が行われた。

ロード・オ・ホツネが率いる、ウイングランド王国、ジギスランド王国、ザザエールス公国の連合軍100万 対 エアラント国の闇の軍勢と、その援軍の「ヴァハルキング王国」との闇の同盟軍500万との最終決戦である。

このハイランド大高原の戦いは3日間にわたった。

第1日目、数は少ないが士気の高いロード・オ・ホツネの連合軍側が終始、有利であった。この日、ロード・オ・ホツネ一人で、100万の闇の同盟軍の将兵を討った。

第2日目、地の利を活用し、数の力と強力な魔物達がいる、大魔術師ドルト・ロイドの闇の同盟軍側の形勢が有利となり、逆転してきた。

第3日目、形勢が不利となったロード・オ・ホツネの連合軍にとどめを刺すべく、大魔術師ドルト・ロイドは自らドラゴンの軍団を率いて、ロード・オ・ホツネの連合軍の本陣の背後から奇襲を仕掛けてきた。だがしかし、大魔術師ドルト・ロイドは突出し過ぎてしまい、ロード・オ・ホツネと大魔術師ドルト・ロイドの大将同士の決闘となった。

その激しい剣と魔法の決闘は3時間続いた----

----決着は、ロード・オ・ホツネの王剣カルムンバが、大魔術師ドルト・ロイドの心臓を貫いて決まった。そしてロード・オ・ホツネは、大魔術師ドルト・ロイドの首を刎ねた。

しかし大魔術師ドルト・ロイドの邪悪な頭は、空高くへと飛び去って消えた。

盟主の大魔術師ドルト・ロイドを失った闇の同盟軍は一気に瓦解し、敗走した。

邪悪なエアラント国は滅亡した。そして生き残った魔物達は各地へと散っていった。



--陽王の歴 元年--新月の月1日--


ロード・オ・ホツネはブリゼニア大陸の、ウイングランド王国、ジギスランド王国、ザザエールス公国、エアラント国の4つの国を統合し、「ブリゼニア王国」の建国を宣言した。

ブリゼニア大陸の各地の臣民は歓喜に沸いた。


----超巨大惑星であり神でもある、根源の神イイクーは、ロード・オ・ホツネを祝福し、ロード・オ・ホツネを、創造の能力を持つ者に選び、無限の力を与えた。

そして、永遠の有の存在のパラダイスである、テンの世界への門を開く権限も与えた。

次に神イイクーは、世界のバランスを保つために、破壊と無を司る者の出現の計画の実行段階に移った。その者も同様に、神イイクーより、無限の力を与えられる。

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