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普通となるため、ロリコンは。  作者: 正守証
本編 
4/22

本編① ── 彼女が立っていたそこは、成年男性向けコーナー

「(終わったぞぉぉぉぉ!!)」


 俺たち──守田(もりた) 一樹(かずき)花岡(はなおか) 晴翔(はると)小林(こばやし) 武蔵(むさし)の三人は、猛烈に喜んでいた。

 春休みが、始まったのだ。

 今日──一月三十一日から約二ヶ月、俺たち大学生は自由なのだ。やばい、キャラじゃないのに笑いが止まらん。

 まあ、俺たちは学校では空気だから、はしゃぐのは家に帰ってからなのだが。



 家に戻ると案の定、大はしゃぎである。

 花岡が靴を脱ぎながら、大声で提案してくる。


「さぁて! 学校も終わったことだし、久しぶりに秋葉原(アキバ)行こうぜ!」


「そうだな。小林、お前も来るか?」


「俺は先週、かがみたんのフィギュア買ったから、財布がブラックホール‥‥‥」


「よしッ! じゃあ、二人だけで行くかァ!」


 というわけで、俺と花岡は秋葉原(アキバ)に行くこととなった。

 俺たちは東京都内に住んでいるため、三十分くらいで秋葉原(アキバ)に行けるのだ。まあ、最近の俺のブームは秋葉原(アキバ)よりも中野なのだが。中野はよいぞ。



「うわーッ! おい、守田見ろッ! 壁面広告が変わってるぞッ! そうかァ、あのアニメ二期始まるもんなーっ!」


「‥‥‥‥‥おまえと来たのは間違いだったわ。少しは周りを気にしろ。一緒にいる俺が恥ずかしいわ」


 壁面広告なんて普通に変わるだろ。なにをはしゃいでるんだこいつは。

 ‥‥‥俺、なに買おうかな。ここまで来たらなんか買いてえよな。

 ガンプラでも買うかな。新しいガンダムフレーム格好良かったし。


「おい、花岡。悪いけど俺、ヨドバシ行ってていいか? ガンプラ買ってくる」


「は!? おんまえ、ここまで二人で来て一人で買い物かよ! 俺このあとらし●ばん行くんだから付き合えよ!」


「知らねぇよ! だいたいお前もオルフ●ンズ見てただろ! ならヴ●ダールの格好良さわかるだろうがッ!」


 ‥‥‥くっそ、逆ギレしてしまった。だがこの件に関しては俺が正解だろう。

 一人で買い物くらいさせろってんだよ。周りの人たち、俺らのほう見てくるし。


「‥‥‥‥‥‥‥そうだな。ヴィダー●はかっこいい。

 だが、格好良さ。子供心と言ってもいいだろう。子供心と性欲。どちらが本当に、満たさな(、、、、)ければ(、、、)ならない(、、、、)ものなんだ?」


「知るか。だいたい貴様、あれほどの同人誌を持っていながらまだ望むのか? なんだ、馬鹿なのか? そうなのか?」


「うッ、うるせぇなァ! プレミア品とかあるかもしれないだろ!?」


「どうせあっても俺に買わせねえだろ。じゃあな、俺は行く」


「よっしゃわかった! 同人誌一冊! なんでもいいから買ってやるよ! それでいいだろ! なァ!?」


「よっしゃ、いいだろう。じゃあ行くぞ」


 と、いうわけで。

 同人誌一冊を条件に、俺はら●んばんへと向かった。



 らしん●んへ着くと、俺は最初に一般向け同人誌コーナーへ向かう。

 一般向けのほうが値段が高いのが多いからだ。なんでも一冊ならば、普通高いものを買わせるだろう。

 と。

 一般向けへと向かう途中、あり得ない光景を目にした俺は、その場で固まってしまった。




         うそ、‥‥‥だろ」


「おい、守田。なに急に止まってんだよ、早く進め──え」


 花岡も気づいたようだ。固まっている。

 まあ、誰でもあんなのを見たら、固まるわな。

 男性向け(、、、、)の、成人コーナーに立ち止まる彼女。俺の幼馴染であり、花岡の元恋人。

 が、男性向けコーナーで大量買いをしているのだ。


「‥‥‥ぉ、おい守田。さっさと行くぞ」


 花岡は成人向けコーナーを見ようとしていたが、一般のほうへ向かおうとしていた。

 やはり、避けている。

 俺たちが一般向けへと向かおうと歩み始めた、そのとき──



「──晴翔?」



 俺たちの平和な毎日は、今日を以て終わることになった。

 本当は午後の五時に投稿したかったのですが、九時となってしまいました。申し訳ありません。

 というわけで、本編の始まりです。

 楽しんでもらえたら幸いです。


 ここからは本編にまったく関係のない、ただ僕が話したいだけのエッセイ(?)です。どうでもいいひとは飛ばしてけっこうです(笑)。

 進撃●巨人の二期が始まりましたが、面白いですね。一期からかなり時間が空いていましたし、あまり期待していなかったのですが、さっそく来週が楽しみです。

 これだけです。エッセイ的なもの、これだけです。ホンットどうでもよくてすみませんッ!!


 次回は、二日後投稿します。

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