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第97話 社交ダンス開始、しかし………。




───そしてコツコツと足音を響かせ、ダンスホール中央に立ち、招待客達に見守られる中、パーティー主催者のレオナルドは両手を広げて主張する。


「皆様………今宵は急遽ながらも、我が主催したパーティーに出席頂き、ありがとうございます。私、レオナルド・サンタクルスはノースゲイルの領主となってはや5年になりました。父のアーネストが領主を引退し、任された時は不安がありました。しかし、初めは父の考えを引き継いで町を支えていく私でしたが、上手くいかない日々でした………それでも私は領主を続け、おかげで軌道に乗って現在に至る形になる所存です」


 レオナルドの主張に、ルーファス皇太子や他の招待客の方々、そして招待客の中に潜むエマ(セシリー・ハイアームズ)はパチパチと拍手する。


「さて、固い話はこれくらいにして、本日のメインイベントの社交ダンスを始めたいと思います。互いに手を取り合い、思う存分に楽しんで下さい」

 

 レオナルドはパッと手を挙げ、合図するとホールに響き渡るクラシカルな演奏曲。バイオリン、ピアノ、クラリネット、チェロ、コントラバス演奏者により奏でれる協奏曲。


 ───すると、招待客の貴族達は次々と手を取り合い、そして吸い込まれるようにホール中央に舞踏を発揮する。


 見学スペースからダンスの光景を眺める招待客やソフィア達。そこに1人の男性貴族が駆け寄り、手を差し伸べる。

 

「お相手を頂けませんか?」


「喜んで………では、お先に」

  

 赤ドレスのリタは差し伸べられた手を取り、ダンスホールにて、クラシカルな協奏曲に合わせた社交ダンスを発揮。


 そして、次々と………マリーナとリアラは招待客の男性貴族に手を差し伸べられ、ダンスホールに入り込み、ダンスを発揮していく。見学スペースにて、ダンスを眺めるソフィアに、とある人物が現れる。


「あら、久方ぶりね?」  


「あ、エマさん」  


 駆け寄ってくる彼女エマに、ソフィアは表情がほころぶ。


「色々とアナタには縁があるわね?初めて会った時はこのパーティーで、次は町のメインストリート、そして今日のパーティーでアナタに会うなんて………」


「はい、私は嬉しいです。だってエマさんは私の憧れでもありまし、色々とお世話になってますから」


「ありがとう、アナタにそう言ってくれて私も嬉しいわ」   


 エマ(セシリー・ハイアームズ)は言った。

 

 すると、他の公女とダンスを終えたレオナルドが、ソフィアの所に歩み寄る。


「あ、レオナルドっ」


 綻ぶソフィアは手を差し伸べる。レオナルドと社交ダンス、彼女はドキドキする。すると彼、ソフィアの横を通り過ぎ、エマ(セシリー・ハイアームズ)に手を差し伸べる。

 

「よろしければ、お世話を願いますか?」


 

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